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S.ガルシア、ホームコースで8打差独走! 3年ぶりVなるか!?

2011/10/23 13:41
S.ガルシア、ホームコースで8打差独走! 3年ぶりVなるか!?

 

 セルヒオ・ガルシア(スペイン)が12歳のときクラブチャンピオンに輝いた思い出のホームコースで独走態勢に入った。

 ガルシアの故郷スペインのクラブ・デ・カンポ・デル・メディタラネオで行われている欧州ツアーのカスティーヨ・マスターズは現地時間22日、第3ラウンドの競技を終了。前日『63』の好スコアで単独トップに浮上したガルシアは、この日も後半4連続バーディの猛攻で7アンダー64と爆発。通算19アンダーまでスコアを伸ばし、単独2位のトンチャイ・ジェイディ(タイ)に8ストロークの大差をつけて復活優勝に王手をかけた。

「故郷で優勝争いをするのは格別な思いがある。最終日は皆が僕をマークしてくるだろうから、まだ油断するのは早い。誰にでもビッグスコアを叩き出すチャンスがあるからね。もう少しこうした方が良いという部分はあるけれど、ゴルフの調子も自信も徐々に戻りつつある。ギャラリーの声援を力に変えて、集中して良いゴルフがしたい」と地元Vに意欲を見せたガルシア。

 3年前の2008年、世界ランク2位に浮上しタイガー・ウッズ(米)を抜いてNo.1になる日を夢見たガルシアだが、その後極度のスランプに陥りあっという間に世界ランクはトップ75圏外に後退。昨年は「自分にまだゴルフに対する情熱があるのかどうか確かめたい」とシーズン途中、長期休養を取り自らを見つめ直す機会を作ったりもした。だが今季はメジャー大会で2度トップ10入りを果たし、本人の言葉通り緩やかに、だが着実にゴルフの調子を上げてきた。かつて“神の子”と呼ばれたガルシアも31歳。最終日は円熟のゴルフで復活Vをアピールしたい。

 その他、通算10アンダー単独3位にロス・マクゴーワン(英)が続き、通算9アンダー4位タイにリッチー・ラムゼイ(スコットランド)、ゴンサロ・フェルナンデス-カスタノ(スペイン)、アンソニー・ウォール(英)がつける展開。

 単独2位のジェイディは現在欧州ツアー賞金ランク111位、単独3位につけるマクゴーワンは同ランク163位。来季のシード権(フル参戦権)を確保するためには同ランク115位以内に入らなければならないため、この2人にとっても最終日はシード権争いに重要な意味を持つ18ホールとなりそうだ。

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