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P.クリーマーとのプレーオフを制し大山3年ぶりV!

2011/10/23 18:37
P.クリーマーとのプレーオフを制し大山3年ぶりV!

 

 前日、雷の影響でサスペンデッドとなった国内女子ツアー、マスターズGCレディースは23日、兵庫県のマスターズゴルフ倶楽部を舞台に第2ラウンドの続きと最終ラウンドの競技を行い、通算7アンダーで並んだ大山志保とポーラ・クリーマー(米)によるプレーオフにもつれこんだ結果、プレーオフ3ホール目でバーディを奪った大山が3年ぶりとなる優勝を手にした。

 第2ラウンドの競技が終了した時点では、不動裕理と馬場ゆかりが通算4アンダーで首位タイに並び、1打差で上原彩子と飯島茜が追走する展開だった。ところが最終ラウンドに入ると、通算イーブンパーの9位タイからスタートした2005年大会覇者のクリーマーが、7つのバーディを奪う猛チャージを披露して一気にリーダーボードの最上段に浮上。ノーボギーの7アンダー65をマークし、後続に1打差をつけて単独トップでホールアウトした。

 そのクリーマーに追いついたのが、2008年大会で優勝して以降、勝利に手が届いていなかった大山。最終ラウンドは通算2アンダーの5位タイからスタートすると、1番、4番でバーディを奪い幸先の良い立ち上がりを見せる。6番でこのラウンド唯一のボギーを叩いたものの、7番でバーディを奪い返して2アンダーでハーフターン。12番、14番でバーディを加えた大山は、クリーマーと1打差で最終18番(パー4)を迎える。そして、2打目でグリーンを捉えると、下りのロングパットの、難しいスライスラインを見事に読み切ってバーディパットをねじ込み、勝負はプレーオフに突入。

 プレーオフ1、2ホールを互いにパーセーブして迎えた3ホール目の18番。ティーショットでフェアフェイの左に運んだクリーマーとは対照的に、大山の第1打は右に反れてしまう。ところが、勝利の女神のいたずらか、このボールがギャラリーの腕に当たってボールはフェアフェイに転がる。すると、2打目でグリーンを捉えることが出来なかったクリーマーに対して、大山はピンに絡むセカンドショットを放ちバーディチャンスをつかむと、最後はウィニングパットを沈めて嬉しい3年ぶりの栄冠を勝ち取った。

 その他上位陣は、通算6アンダー単独3位に上原(彩子)、1打差の4位タイには馬場、イ・ナリ(韓)が入り、さらに1打差の単独6位に飯島が続いた。2年連続賞金女王に向けて突き進むアン・ソンジュ(韓)は通算3アンダーで、この日6アンダー66をマークしたアマチュアの川岸史果と並んで7位タイ。第2ラウンド終了時に首位タイに立った不動は最終ラウンドで2つスコアを落として、笠りつ子と並ぶ通算2アンダー9位タイに終わった。

 また、ディフェンディング・チャンピオンで賞金ランク2位の横峯さくらは、3オーバー75と崩れて通算4オーバー32位タイ。23位タイから最終ラウンドをスタートした有村智恵は通算1オーバー13位タイでフィニッシュ。今季限りでの引退を表明している古閑美保は通算2オーバー19位タイで3日間の競技を終えている。

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