ツアーニュース

Y.ツェン地元で圧勝「シーズンが永遠に続いて欲しい!」

2011/10/24 12:36
Y.ツェン地元で圧勝「シーズンが永遠に続いて欲しい!」

 

 ロレックスランキング(女子世界ランキング)1位のヤニ・ツェン(台)が他の追随を許さない圧巻のゴルフで今季7勝目、ツアー通算12勝目を飾った。

 ツェンの母国、台湾の建国100周年記念行事の一環として同地で初開催された米女子ツアー、LPGA台湾選手権(サンライズG&CC)は現地時間23日、最終ラウンドの競技を終了。2位に2打差の単独トップでスタートしたツェンが6バーディ、ノーボギーの快調なゴルフで通算16アンダーまでスコアを伸ばし、後続に5ストロークの大差をつけ圧勝を飾った。

「地元で勝てるなんて信じられないくらい嬉しいです。試合が始まる前は勝たなければならないというプレッシャーで眠れない日もありましたが、試合が始まってからは大勢のギャラリーの応援に支えられリラックスしてゴルフに集中することが出来ました」と満面の笑みでトロフィーを掲げたツェン。その彼女を両親や友人だけでなく「飛行機嫌いでいつもはテレビでしか私のプレーする姿を見てくれない」という最愛の祖母も見守った。

 今季は全英リコー女子オープンでメジャー通算5勝目を挙げたが、これは男女を通じて史上最年少での記録達成。今年になってから米ツアー7勝目の快挙に「シーズンが永遠に続いて欲しいです。残り2試合しか出場する予定はありませんが、もっともっと勝てそうな気がします」と数々の記録を樹立し、不動の世界No.1として駆け抜けたシーズンが終わってしまうのが名残惜しそうだった。

 その他上位陣は、通算11アンダー2位タイにエイミー・ヤン(韓)とアザハラ・ムニョス(スペイン)が入ったが、ヤンにとっては今季2度目の2位(タイを含む)、ムニョスは前週のサイム・ダービーLPGAマレーシアでの単独3位に続く好成績。しかし2人のツアー初Vはいずれもツェンの優勝で阻まれた。

 また4日間を通じてベストスコアの7アンダー65をマークしたモーガン・プレセル(米)が通算9アンダーでアンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)と並び4位タイに食い込んだ。

 日本勢は宮里美香がサンデーバックサインに2つスコアを伸ばし通算3アンダーで11位タイに入ったのが最高。宮里藍は2番でバーディを奪った以外はすべてスコアカード通りというフラストレーションの溜まる内容で通算2アンダー13位タイで終戦した。上田桃子は2オーバー74と崩れ、通算4オーバー34位タイに終わった。

関連記事

  1. my caddie
  2. ツアーニュース
  3. Y.ツェン地元で圧勝「シーズンが永遠に続いて欲しい!」
×