心臓移植2度のE.コンプトン、21歳D.リーらがPGAツアー昇格決める

　米男子ツアーの下部組織ネイションワイドツアーは今シーズンの日程をすべて終え賞金ランクが確定。上位25名までの選手に来季レギュラーツアー（PGAツアー）への出場権が与えられた。

　注目は2度の心臓移植手術を受けながら不屈の闘志で戦い続けるエリク・コンプトン（米）。今季は6月にネイションワイドツアーのメキシコオープンで優勝を飾るなど賞金ランク13位に入った。病を克服したプレーヤーが来季初めてPGAツアーフル参戦を果たすことになる。

　さらに2年前の欧州ツアー、ジョニー・ウォーカー・クラシックで当時の最年少記録を塗り替え優勝を飾った石川遼世代のダニー・リー（ニュージーランド／21歳）も、今季ネイションワイドツアーのWNBゴルフ・クラシックで優勝し賞金ランク6位に食い込み、PGAツアーへの挑戦権を獲得した。

　また、今季最終戦ネイションワイドツアー選手権での優勝は逃したもののPGAツアー2勝の実績を持つダニエル・チョプラ（スウェーデン）も同ランク19位でレギュラーツアー復帰を決めた。