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アマの松山が2位タイ急浮上! 石川14位タイ

2011/11/12 16:34
アマの松山が2位タイ急浮上! 石川14位タイ

 

 国内男子ツアー、三井住友VISA太平洋マスターズ(静岡・太平洋クラブ 御殿場コース)は、2日目に降雨によるコースコンディション不良の為競技サスペンデッドとなり、大会も54ホールに短縮することが決定。そして迎えた3日目の12日、第2ラウンドの競技が再開され、単独首位からスタートした鈴木亨がこの日も安定したゴルフを披露して5アンダー67でホールアウト。通算11アンダーまでスコアを伸ばしトーナメントリーダーの座を堅持している。

 好天に恵まれた3日目。雨にたたられた前日の鬱憤を晴らすかのように、多くのプレーヤーがスコアを伸ばす中、同世代の若手コンビも見事なゴルフを披露した。

 まずは、初日に2オーバー59位タイと大きく出遅れたディフェンディング・チャンピオンの石川遼。出だしの1番でボギースタートとするも、すぐさま立て直して着実にバーディを重ねる。3番、6番、9番の3バーディでスコアを2つ伸ばして折り返すと、10番、11番では連続バーディ。14番のボギーが余計だったものの、後半でも4つスコアを伸ばして6アンダー66でホールアウト。首位から7打差の通算4アンダー14位タイで、「明日も同じくらいバーディをとる気持ちで」と、今季初優勝を強く意識して最終日の逆転を狙う。

 一方、アマチュアの松山英樹は、1番でバーディスタートを切ると、前半だけで5つスコアを伸ばす。後半でも3バーディ(ノーボギー)の安定感抜群のゴルフで自己ベストタイの8アンダー64をマーク。通算9アンダーで前日の26位タイから単独2位まで急浮上し、国内ツアー初優勝を射程にとらえた。ラウンド後には「ティーショット、パットともに安定していたので攻めることが出来た」と振り返り、「(優勝争いを)意識せずに楽しく回りたい」と、最終日は自然体を心掛けている。

 また、藤田寛之もベテランらしい円熟味のあるプレーで上位争いに加わった。2番でバーディ発進すると、7番、9番でもバーディを奪って3アンダーでハーフターン。さらに後半もスコアを3つ伸ばして6アンダー66、通算8アンダーで前日の16位タイから3位タイまで順位を上げて決勝ラウンドに臨む。

 その他上位陣は、藤田と並ぶ通算8アンダー3位タイに賞金ランクトップのベ・サンムン(韓)、谷口徹が入り、1打差の6位タイにはマスターズ王者のチャール・シューワーツェル(南ア)と久保谷健一が続いた。なお、16位タイからスタートした池田勇太は出入りの激しいゴルフとなり、通算1アンダーで38位タイまで後退している。

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