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武藤が逆転で2年ぶりV! アマ松山は43位タイで終戦

2011/11/20 18:19
武藤が逆転で2年ぶりV! アマ松山は43位タイで終戦

 

 降雨によるコースコンディション不良の影響で3日目が中止となり54ホールに短縮された国内男子ツアー、ダンロップフェニックストーナメント(宮崎県、フェニックスカントリークラブ)は20日、最終ラウンドの競技を終了。この日9バーディ、1ボギーの8アンダー63をマークした武藤俊憲が通算12アンダーまでスコアを伸ばし、逆転で今季初優勝を挙げた。2週連続優勝がかかっていたアマチュアの19歳松山英樹(東北福祉大)は、6オーバー77と大きく崩れて通算5オーバー43位タイに終わっている。

 この日首位と4打差の6位タイからスタートした武藤は、序盤の5ホールで3連続を含む4つのバーディを奪って絶好の滑り出しを見せる。さらに7番、8番の連続バーディで前半を6アンダーで折り返すと、後半出だしの10番でもバーディを奪取。その後終盤に2つのバーディを奪って後続を引き離した武藤は、最終ホールこそボギーを叩いたものの、8アンダー63の好スコアで回り逆転優勝。2009年のThe Championship by LEXUS以来2年ぶりとなるツアー通算4勝目を飾った。

 前週史上3人目となるアマチュア選手としての国内ツアー制覇を達成した松山は17位タイからスタートしたこの日、2週連続Vに向け猛チャージをかけたいところだったが、7ボギー(1バーディ)を叩く大乱調で6オーバー77。通算5オーバーまでスコアを落として43位タイで4日間の競技を終えた。

 その他、単独トップでスタートしたゴンサロ・フェルナンデス-カスタノ(スペイン)は、イーブンパー71とスコアを伸ばすことが出来ず通算8アンダーで単独2位。1打差の3位タイにはシェーン・ロウリー(アイルランド)、リッキー・バーンズ(米)と海外ツアー勢が続いた。さらに欧州ツアーで活躍するパブロ・ララサバル(スペイン)は通算3アンダー10位タイ、全米オープン覇者のグラエム・マクドウェル(北アイルランド)は4オーバー75と崩れ通算4オーバー38位タイで終戦した。

 武藤以外の国内ツアー勢では、通算6アンダー単独5位にブレンダン・ジョーンズ(豪)が食い込み、1打差の単独6位に小田孔明、さらに1打差の7位タイに片山晋呉、薗田峻輔、藤田寛之が入った。

 また、賞金ランク1位のベ・サンムン(韓)は1オーバー72でラウンドして通算2オーバー31位タイに終わり、賞金王の決定は次週以降に持ち越された。

 なお、今大会の賞金加算額は54ホール短縮競技のため規定により75%の額となる。

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