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遼、逆転賞金王へ2週連続優勝に挑む!

2011/11/23 11:46
遼、逆転賞金王へ2週連続優勝に挑む!

 

 石川遼が、逆転賞金王へ2試合連続優勝を狙う。

 今季の国内男子ツアーは、24日開幕のカシオワールドオープンゴルフトーナメント(高知県・Kochi黒潮カントリークラブ)を含め残り2試合となった。注目の賞金王争いは首位ベ・サンムン(韓)が2位石川遼に約6,453万円差をつけており、石川が逆転でタイトルを取るには2試合連続優勝が必須条件と厳しい状況に追い込まれている。石川の他に谷口徹、小田孔明、近藤共弘、武藤俊憲、久保谷健一の5人にも逆転の可能性が残されているが、いずれも条件は同じ。今大会で勝たなければベ・サンムンの王座が確定し、昨季の金庚泰(韓)に続いてタイトルを国外に持ち出されてしまうことになる。

 賞金王へ圧倒的有利な状況にいるベ・サンムンは、今大会と来週の同ツアー最終戦ゴルフ日本シリーズJTカップ(12月1〜4日/東京都・東京よみうりカントリークラブ)を米男子ツアーのQTファイナル受験のために欠場する。つまり逆転賞金王を狙う面々はベ・サンムンの結果を気にする必要はなく、必死の食い下がりがどこまで届くかに注目だ。

 逆転賞金王の可能性が最も高い位置にいる石川は、別の意味でも気合が入る。同い年のアマチュア松山英樹(東北福祉大)と予選ラウンドで一緒にプレーすることが決まったからだ。2週前の三井住友VISA太平洋マスターズでマスターズ王者のチャール・シュワーツェル(南ア)らを相手に優勝した実力者との真剣勝負。プロの先輩として、同組対決で負けるわけにはいかない。

 また、今大会は今季のフルフィールド最終戦とあって、賞金ランキング上位70名に与えられる来季のシード権争いも白熱。ツアープロの“職場”である試合への出場権を確保するためのサバイバルレースが繰り広げられる。

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