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ワールドカップゴルフ R.マキロイ&G.マクドウェルが雪辱を期す!

2011/11/24 12:17
ワールドカップゴルフ R.マキロイ&G.マクドウェルが雪辱を期す!

 

 世界28の国と地域を代表する選手たちが国の名誉をかけて対決するオメガ・ミッションヒルズ・ワールドカップゴルフ(現地時間24〜27日/中国・海南島、ミッションヒルズGC海口)に、アイルランド代表として出場するローリー・マキロイ&とグラエム・マクドウェル(ともに北アイルランド)のメジャー王者コンビが、優勝に向けて闘志を燃やしている。

 2009年の前回大会では、優勝したモリナリ兄弟(エドアルド&フランセスコ)のイタリアチームに1打及ばず2位で敗退。その悔しさをバネに2年間切磋琢磨を続けてきた。その甲斐もあってマクドウェルは昨年、マキロイは今年、それぞれ全米オープンで優勝。いずれもメジャー初優勝を飾って帰ってきた。

「この2年間は本当に特別だった。我々2人が揃ってメジャータイトルを手にできたんだから。でも、個人の優勝も素晴らしいけど、チームとして勝つことはまた違った特別な意味を持っている。ローリー(・マキロイ)と僕は今週本当に優勝したいんだ。ここ2年間の経験を生かしたい」と、マクドウェルが言うように、2人は当時に比べて大舞台で大きな経験を積んでおり、自信満々。今大会優勝候補No.1としての自負もある。

 マキロイも「ここ2年間は本当に素晴らしかった。米ツアー初優勝もできたし、コングレッショナルCCでは初のメジャータイトルも獲れた。本当に楽しんだんだ。グラエム(・マクドウェル)が言ったように、チームとしてここで勝てれば最高だ」と、興奮気味に語っており、リベンジに向けてチームワークも完璧だ。

 一方、連覇を狙うイタリアチームも負けてはいない。「2年前の勝利はイタリアゴルフ界にとって本当に大きなものだった。誰も優勝を予想していなかった。でも、どんなスポーツでもそうであるように、世界一になったことがゴルフをする人にもしない人にも影響を与えたのは確かだ。あれでゴルフが取り上げられることが増えて人気が出たからね」と、弟のフランセスコが世界一効果を打ち明ける。イタリアゴルフ界のさらなる底辺拡大を目指して、モリナリ兄弟は挑戦者たちを受けて立つ。

 また、昨年の全英オープン王者ルイス・ウーストハウゼンと、今年のマスターズ覇者チャール・シュワーツェルの南アフリカチームチームも、勝利への気持ちは貪欲だ。「僕たちはほとんど毎週、一緒に練習ラウンドをしている。だから彼(ウーストハウゼン)の飛距離も、何が得意で何がそうでないかも知り尽くしている。これは大きなアドバンテージだよ」と、シュワーツェルが言うようにチームワークを武器に世界一を目論んでいる。

 マット・クーチャー&ゲーリー・ウッドランドの米国チーム、イアン・ポルター&ジャスティン・ローズの英国チーム、マーティン・カイマー&アレックス・チェイカのドイツチームなど、実力者たちが国の名誉をかけて戦う4日間。池田勇太&平塚哲二の日本チームもライバルたちに負けずに3度目のワールドカップ優勝を狙う。

 なお大会は、初日と3日目がフォーボール形式(2人のうち良い方のスコアを採用)、2日目と最終日がフォーサム形式(1つのボールを2人が交互に打つ)で行われる。

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