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石川遼、15位浮上も賞金王は絶望的… 高山忠洋が単独首位キープ

2011/11/26 16:14
石川遼、15位浮上も賞金王は絶望的… 高山忠洋が単独首位キープ

 

 国内男子ツアー、カシオワールドオープンゴルフトーナメントは26日、高知県のKochi黒潮カントリークラブを舞台に第3ラウンドの競技を終了。24位タイからスタートした賞金ランク2位の石川遼は、6バーディ、3ボギーの3アンダー69で回り、通算2アンダーの15位タイに浮上した。前日単独トップの高山忠洋は、2つスコアを伸ばして通算11アンダーで首位の座をキープ。1打差の単独2位に宮里優作、通算7アンダー単独3位に小平智が続いている。

 逆転で賞金王タイトルを奪取するためには今大会を含め、残り2戦全勝が絶対条件。そんな厳しい状況の中、前日3つスコアを落として優勝戦線から後退した石川はこの日、2番、3番で連続ボギーを叩いて立ち上がりから躓くも、4番でバーディを奪い返し、さらに7番からの3連続バーディで首位に離されまいとなんとか食い下がる。1アンダーで折り返した後半は、13番、14番の連続バーディで2つスコアを伸ばして3アンダー69でホールアウト。最終日につながるゴルフで通算2アンダーとしたが首位から9打差と、優勝はほぼ絶望的となった。

 また、賞金王の可能性が残されている5人のうち、最も上位にいるのが賞金ランク4位の小田孔明。7位タイからスタートしたこの日は、序盤の2番でボギーを先行させるも7番、8番で連続バーディを奪取し、1アンダーでハーフターン。後半は出だしの10番でバーディを奪うも続く11番でボギーを叩き、その後16番まではパープレーとスコアをなかなか伸ばせない。それでも上がり2ホールを連続バーディで締めて3アンダー69でフィニッシュ。首位と5打差の通算6アンダー4位タイと優勝射程圏内につけている。

 なお、賞金ランク3位の谷口徹は1アンダー71で回り、石川と同じく通算2アンダー15位タイ。同5位の近藤共弘と同6位の武藤俊憲は通算1オーバー29位タイといずれも賞金王への道は厳しいものとなった。

 賞金王争いをよそにトーナメントをリードするのは前日単独首位に浮上した高山。この日は前半こそ1バーディ、2ボギーの1オーバーで回るも、後半に上がり2ホールを含む3つのバーディを奪って2アンダー70。通算11アンダーで2位の宮里に1打差ながら首位の座を堅守した。

 その他、小田と同じく通算6アンダー4位タイにツアー初優勝を狙う上井邦浩がつけ、通算5アンダー6位タイに米チャンピオンズツアーで活躍するベテランの尾崎直道、薗田峻輔、上田諭尉の3人がつけている。

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