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金庚泰、豪州Vならず G.チャーマーズがメジャー2連勝

2011/11/28 13:07
金庚泰、豪州Vならず G.チャーマーズがメジャー2連勝

 

 オーストラリアのメジャー大会で最終日を単独トップでスタートした金庚泰(韓)だったが、残念ながら優勝はならなかった。

 豪州ツアーのオーストラリアンPGA選手権(豪州、ハイアット・リージェンシー・クーラム)は現地時間27日、最終ラウンドの競技を終了。前日後続を1打リードした金庚泰はこの日飛ばし屋レフティ、ブッバ・ワトソン(米)とともに最終組を回ったが、5番パー5でダブルボギーを叩くなど前半4オーバー40と乱れ優勝戦線から脱落。プレッシャーを克服することが出来ずに結局4オーバー76を叩き、通算9アンダー6位タイで4日間の競技を終えた。

 対するワトソンも1番でいきなりダブルボギーを叩く最悪の滑り出し。イーグルもあったがダブルボギーを2つ叩いて5オーバー77と崩れ、通算7アンダー12位タイに終わった。

 優勝戦線を引っ張るべき2人が失速する中、一躍トップに躍り出たのが2週間前のオーストラリアン・オープンで優勝を飾っているグレッグ・チャーマーズ(豪)。最終日に5つスコアを伸ばし通算12アンダーでホールアウトすると、歴代チャンピオンのひとりロバート・アレンビー(豪)、最終ホールで15メートルものロングパットを沈めバーディを奪ったマーカス・フレイザー(豪)と並び決着はプレーオフにもつれ込んだ。ところがサドンデス1ホール目でアレンビーとフレイザーがラフやバンカーにつかまる大ピンチ。ともにパーセーブを逃し無難にパーで凌いだチャーマーズが栄冠に輝いた。

「何だか呆気ない幕切れだったけれど、時としてプレーオフではこういうことがあるものだからね」と自国メジャー2連勝を達成したチャーマーズ。来月行われるオーストラリアン・マスターズ(現地時間12月15〜18日/豪州、ザ・ビクトリアGC)に勝てば豪州の年間グランドスラム(3大メジャー制覇)に輝くことになる。

 その他、通算10アンダー4位タイにアダム・スコット(豪)とアーロン・バデリー(豪)が入り、通算8アンダー9位タイにジェイソン・デイ(豪)、Y・E・ヤン(韓)ら。プロ入り後、オーストラリア初見参のリッキー・ファウラー(米)は2アンダー70で回り、通算6アンダー14位タイで終戦した。

 ディフェンディング・チャンピオンのピーター・シニア(豪)は通算1オーバー45位タイ、前日7オーバー79の大叩きを演じたダレン・クラーク(北アイルランド)は通算3オーバー単独54位に終わっている。

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