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G.オギルビーの野望を打ち砕き、I.ポルターが逆転V!

2011/12/19 13:10
G.オギルビーの野望を打ち砕き、I.ポルターが逆転V!

 

 地元勢の追撃をかわし予選ラウンドを単独首位でクリアしたイアン・ポルター(英)が難コンディションの中、逆転Vに成功した。

 豪州ツアーのJBWereマスターズ(オーストラリア、ビクトリアGC)は現地時間18日、最終ラウンドの競技を終了。前日コースレコードタイの『63』をマークし単独トップに躍り出たジェフ・オギルビー(豪)に2打差の単独2位からスタートしたポルターは、スターティングホールの1番パー4でいきなりワンオンに成功すると4.5メートルのイーグルパットを沈め、すでにその時点でオギルビーに並ぶ。するとその後、中盤から後半にかけ3つのバーディを奪って4アンダー67でホールアウト。通算15アンダーまでスコアを伸ばし単独2位に食い込んだマーカス・フレイザー(豪)に3打差をつけ逆転で優勝を飾った。

 世界ランク1位のルーク・ドナルド(英)が1オーバー72とスコアを落とし通算4アンダー12位タイに終わった強風のコンディションにもめげず、果敢にコースを攻め続けたポルターは「ショットが最高に良かった。このコースを易しいと思ったら大間違い。風が吹けば攻略するのは非常に難しい。でもクリスマス前にこうして優勝し、1年を締めくくれるのは最高の気分」と勝者に贈られるゴールドジャケット(黄色のジャケット)に袖を通し達成感をにじませた。

 何でも前日、歴代チャンピオンのひとりジャスティン・ローズ(英)からメールが来て「僕と同じゴールドジャケットをワードローブ(洋服だんす)に加えて欲しい」と励まされたのだとか。友人の後押しもあってポルターは強風にもめげず最後まで危なげないゴルフで勝利をもぎ取った。これでポルターの世界ランクは現在の28位からトップ20入りが確実視されている。

 一方、少年時代を過ごした思い出のビクトリアGCで、母国のメジャー制覇に挑んだオギルビーだが、ショット、パットともに精彩を欠いて2オーバー73を叩き、通算11アンダー単独3位で4日間の競技を終了した。

 その他、現在米チャンピオンズツアーで活躍中のピーター・シニア(豪)が通算7アンダーで4位タイに食い込んだが、同一年での豪州メジャー3連勝(先月オーストラリアン・オープンとオーストラリアンPGA選手権を制覇)を狙ったグレッグ・チャーマーズ(豪)は最終日に3オーバー74と崩れ、通算4アンダーでドナルドらと同じ12位タイに終わっている。

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