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R.マキロイ、単独トップ浮上で世界No.1に王手!

2012/03/04 10:38
R.マキロイ、単独トップ浮上で世界No.1に王手!
ザ・ホンダ・クラシック3日目、前日3位タイのR.マキロイが単独首位に浮上。今季初V、そして念願の世界No.1へのカウントダウンが始まった。(写真提供:AP/アフロ)

 

 ローリー・マキロイ(北アイルランド)の世界ランク1位の夢がいよいよ現実味を帯びてきた。

 米男子ツアーのザ・ホンダ・クラシック(フロリダ州、PGAナショナルGCチャンピオンC)は現地時間3日、第3ラウンドの競技を終了。前日3位タイのマキロイは3連続を含む6バーディ(2ボギー)を奪って4アンダー66をマーク。通算11アンダーまでスコアを伸ばし、2位タイに並ぶルーキーのハリス・イングリッシュ(米)、ベテランのトム・ギリス(米)に2打差をつけ今季初Vと世界ランク1位にダブルで王手をかけた。

「どんな試合でも勝ちたいと思ってプレーしている。明日もそれを目指して頑張るよ」と22歳のNo.1候補マキロイ。今大会で勝てば文句なくルーク・ドナルド(英)を抜いて初の世界ランク1位の座に就くことになる。普通ならプレッシャーがかかるところだが「こういう状況は望むところ。ずっと世界最強と呼ばれることを目指してきた。注目されて騒がれることも含めて今の状況を心地よく感じている」と大物らしく余裕のコメントを口にした。

 この日特に冴え渡ったのがショートゲーム。3番パー5では2オンさせると8.5メートルの距離からきっちり寄せてなんなくこの日最初のバーディを奪い、4番では7メートル弱、5番では3メートルのパットを沈めて3連続バーディとした。さらに11番ではグリーン外からパターでチップインバーディ奪取に成功。15番パー3では9番アイアンでピンの奥に落としバックスピンで戻すスーパ―ショットで楽々バーディ。最終18番パー5では第3打でグリーン手前のバンカーからアプローチを寄せ切れず微妙な距離を残したが、それをきっちり沈めて明日につながるバーディフィニッシュを決めた。好調なパットを武器に終始落ち着いたプレーぶりが印象に残る3日目だった。

 最終日は同い年のイングリッシュと43歳のギリスとの対戦が待っている。伏兵相手に取りこぼしさえなければ、マキロイのNo.1浮上は間違いなさそうだ。

 その他上位陣は通算7アンダー4位タイにキーガン・ブラッドリー(米)、ジャスティン・ローズ(英)、ブライアン・ハーマン(米)の3人。マスターズチャンピオンのチャール・シュワーツェル(南ア)が3アンダー67をマークし通算6アンダーで前日の18位タイから7位タイに浮上している。

 一方、チャージが期待されたタイガー・ウッズ(米)は前半こそ3バーディを奪って追い上げの気配を見せたが、後半不発で1アンダー69止まり。通算2アンダーで18位タイにとどまっている。また世界ランク3位のリー・ウェストウッド(英)は通算1アンダー27位タイで最終日を迎える。

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