不動ら3人が首位並走！　ルーキー斉藤は1打及ばず予選落ち…

　国内女子ツアー今季第2戦、ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップは10日、高知県の土佐カントリークラブを舞台に第2ラウンドの競技を終了。強風が吹き抜け、初日に続き難コンディションとなったこの日、単独首位でスタートした不動裕理に、2アンダー70をマークした上原彩子と2オーバー74で回った全美貞（韓）が通算1アンダーで並び、首位の座を分け合った。前週優勝で一躍注目を集めた斉藤愛璃はカットラインに1打届かず予選落ちしている。

　初日、快調なゴルフで単独トップに立った不動だったが、この日はシーサイドコース特有の風に悩まされ苦しいゴルフとなった。前半2オーバーで回りスコアを落とすと、後半は12番でイーグルを奪ったものの17番、18番の連続ボギーを含め3つのボギーを叩いて3オーバー75。他の選手もスコアを伸ばしきれなかったため首位の座をなんとかキープしたが、上原と全美貞に追いつかれ3人が並んで最終日を迎えることになった。

　その上原と全美貞は共に首位タイに浮上したものの、この日のラウンドは対照的なゴルフ。上原は前半5番でバーディを奪って1アンダーで回ると、後半も2バーディ（1ボギー）を奪取して2アンダー70をマークした。一方の全美貞は前半後半ともに1バーディ、2ボギーで回り2オーバー74。それでも初日に好スコアをマークしていたため絶好のポジションを確保した。

　前日80位タイと大きく出遅れたルーキーの斉藤はこの日まずまずのゴルフを披露するも、予選突破は叶わなかった。前半（10番スタート）こそ3バーディ（1ボギー）を奪ってスコアを伸ばしたが、後半は出だしから連続ボギー。さらに4番、5番でも連続ボギーを喫して2オーバー74でホールアウト。通算9オーバーで予選通過ラインに1打及ばず、60位タイで終戦した。

　また、5位タイからスタートした横峯さくらは、1つもバーディを奪えず5ボギーを叩いて5オーバー77。通算5オーバーで金田久美子らと並び24位タイに後退している。

　その他上位陣は、首位と1打差の単独4位にイ・ボミ（韓）、さらに1打差の5位タイにこの日のベストスコア4アンダー68をマークしたテレサ・ルー（台）、姜秀衍（韓）、吉田弓美子の3人がつける展開。2年連続賞金女王のアン・ソンジュ（韓）は1オーバー73のラウンドで通算2オーバー8位タイ、諸見里しのぶは通算3オーバー12位タイと逆転優勝可能な位置をキープしている。