ツアー参戦2年目のイ・ボミがプレーオフ制しツアー初V！

　国内女子ツアー今季第2戦、ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップは11日、高知県の土佐カントリークラブを舞台に最終ラウンドの競技を終了。首位と1打差の単独4位からスタートしたイ・ボミ（韓）が、通算3アンダーで並んだ2年連続賞金女王のアン・ソンジュ（韓）とのプレーオフを制して同ツアー初優勝を飾った。

　上位陣のスコアが伸び悩む中、ツアー参戦2年目のイ・ボミと前日8位タイのアンが熱戦を繰り広げた。イ・ボミは2番でボギーを先行させるも7番、8番の連続バーディで巻き返えし、さらに10番、12番でもバーディを奪って通算3アンダーとする。アンは前半に3連続を含む4バーディ（1ボギー）を奪い一気にリーダーボードを駆け上がると、11番をバーディとして通算2アンダーにスコアを伸ばした。

　その後、互いにスコアを伸ばせず1打差のまま終盤を迎えるが、アンが勝負どころの16番でバーディを奪って通算3アンダーの首位タイに浮上。一方、イ・ボミは上がり3ホールすべてパープレーどまりで決着はプレーオフにもつれこんだ。

　プレーオフは18番で繰り返し行われ、1ホール目は互いにボギー。そして迎えた2ホール目、アンが3パットのボギーを叩いたのに対し、イ・ボミはきっちりパーパットを沈めて嬉しいツアー初勝利をつかんだ。参戦1年目の昨季は出場した大会すべてで予選通過するなど実力を示してきたが、優勝には手が届かず。今季は開幕戦で9位タイ、ここで優勝と一気にツアーを引っ張る存在となった。

　その他上位陣は、一時首位タイに立っていた上原彩子が1打差でプレーオフを逃し通算2アンダー単独3位で終戦。通算イーブンパー4位タイに全美貞（韓）、姜秀衍（韓）、飯島茜の3人、さらに1打差の7位タイに金ナリ（韓）、笠りつ子、中山三奈が入った。

　初日からトーナメントをリードしていた不動裕理は1バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの3オーバー75と崩れ通算2オーバー単独10位。横峯さくらはこの日1つスコアを伸ばして金田久美子らと並び通算4オーバー12位タイで3日間の競技を終えている。