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世界ランクトップ3の争いはR.マキロイが圧倒

2012/03/12 09:44
世界ランクトップ3の争いはR.マキロイが圧倒

 

 前週のザ・ホンダ・クラシックで優勝を飾り世界ランク1位に浮上したばかりのローリー・マキロイ(北アイルランド)が、今週も優勝戦線を賑わした。

 世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズの今季第2戦、キャデラック選手権(フロリダ州、TPCブルーモンスター at ドラル)は現地時間11日、最終ラウンドの競技を終了。この日首位と8打差の8位タイからスタートしたマキロイは12番でチップインイーグルを奪うなど追い上げ、一時首位を行くジャスティン・ローズ(英)に迫ったが、結局2打足りず通算14アンダー単独3位で4日間の戦いを終えた。

 現在世界ランクトップ3に君臨するマキロイ、ルーク・ドナルド(英)、リー・ウェストウッド(英)が初日、2日目を同組で回って話題になったが、終わってみれば今もっとも勢いのあるマキロイが他の2人を圧倒した。ドナルドは2日目まではマキロイの成績を上回ったが、3日目に追いつかれ、最終日も3アンダー69とスコアを伸ばし切れず通算12アンダーで6位タイ。勝てば世界ランク1位に返り咲くチャンスだったが、マキロイにその道を封じ込められた格好だ。

 またウェストウッドは最終日に4バーディ、4ボギーのイーブンパー72とスコアを伸ばせず、通算5アンダー29位タイで終戦。現在のワン、ツー、スリーの順位がそのまま成績にも反映された。

 この3週間で2位(マッチプレー選手権準優勝)、優勝、3位とベスト3を外していないマキロイは「優勝争いを重ねるうちに、だんだんこの位置(優勝を狙える位置)でも心地よくリラックスしてプレー出来るようになってきた。尻上がりに調子を上げられたのも今週の収穫。最後のボギーは余計だったけれど、全体としては良い一週間だった」と自らのプレーを評価。若き世界No.1の挑戦はこれからが本番だ。

 通算16アンダーで優勝したローズはこれがツアー通算4勝目。その他上位陣は、通算15アンダー単独2位にブッバ・ワトソン(米)、マキロイを挟んだ通算13アンダー4位タイにマスターズチャンピオンのチャール・シュワーツェル(南ア)とピーター・ハンソン(スウェーデン)が続き、通算12アンダー6位タイにはドナルドとこの日7アンダー65をマークしたジョン・センデン(豪)が入った。また前日2位タイのキーガン・ブラッドリー(米)は3オーバー75と崩れ、通算11アンダーでマット・クーチャー(米)らと並ぶ8位タイに後退している。

 日本勢は、最終日にして初のアンダーパー(1アンダー71)をマークした高山忠洋が通算5オーバー60位タイ、平塚哲二は5オーバー77と崩れて通算10オーバー70位タイに終わった。

 なお、タイガー・ウッズ(米)は左脚を痛めて11番終了時点で棄権を表明。キャディのジョー・ラカバ氏とともにそのまま会場を後にしている。

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