ツアーニュース

J.ローズ逆転V! 欧州勢初のチャンピオンに輝く

2012/03/12 10:59
J.ローズ逆転V! 欧州勢初のチャンピオンに輝く

 

 ジャスティン・ローズ(英)が逆転で欧州勢初の大会チャンピオンに輝いた。

 世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズの今季第2戦、キャデラック選手権(フロリダ州、TPCブルーモンスター at ドラル)は現地時間11日、最終ラウンドの競技を終了。前日まで首位を走っていたブッバ・ワトソン(米)が序盤の3連続ボギーで崩れる中、要所でバーディを奪い2アンダー70にスコアをまとめたローズが通算16アンダーで逆転優勝を飾った。

 後続を2打リードして迎えた最終18番。前日もこのホールでボギーを叩き苦手意識が強いローズは、この日もティーショットを右のラフに曲げ、セカンドもグリーン横のギャラリースタンドに打ち込むピンチを迎える。無罰でのドロップが許され放った第3打は強く打ちすぎてグリーンをオーバーするミスショット。そこから着実に寄せてキズを最小限にとどめボギーでホールアウトしたが、その時点で最終組を回るワトソンとの差はわずか1打に縮まっていた。

 追うワトソンも18番でティーショットを右に曲げながら、前の木が邪魔になるラフからのセカンドショットでピン右手前2.5メートルのバーディチャンスにつけるスーパーショットを披露して意地を見せる。しかし満を持して放ったバーディパットはカップに届かず、その時点でローズの優勝が確定した。

 WGCの一環である同大会で欧州勢が勝ったのは1999年に大会が創設されて以来初めてで、ローズにとってこの勝利は昨年のBMW選手権以来のツアー通算4勝目。

 一方、世界ランク1位に浮上したばかりのローリー・マキロイ(北アイルランド)は12番までに6つスコアを伸ばし猛然と上位に迫ったが14番、18番でボギーを叩き5アンダー67。通算14アンダーで単独3位にとどまった。通算13アンダー4位タイにマスターズ王者のチャール・シュワーツェル(南ア)とピーター・ハンソン(スウェーデン)が入り、世界ランク2位のルーク・ドナルド(英)は通算12アンダーの6位タイだった。

 またこの日タイガー・ウッズ(米)が11番終了時点で左脚のケガ再発により棄権を表明。日本勢は高山忠洋が通算5オーバー60位タイ、平塚哲二が通算10オーバー単独70位に終わっている。

関連記事

  1. my caddie
  2. ツアーニュース
  3. J.ローズ逆転V! 欧州勢初のチャンピオンに輝く
×