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遼&今田予選落ち… ベ・サンムンはV戦線浮上!

2012/03/17 11:00
遼&今田予選落ち… ベ・サンムンはV戦線浮上!
トランジションズ選手権2日目。前週は米男子ツアーキャリアベストの単独2位に入った石川遼だったが、今週は一転無念の予選落ちに終わった。(写真提供:AP/アフロ)

 

 米男子ツアーのトランジションズ選手権(フロリダ州、インニスブルック・リゾート)は現地時間16日、第2ラウンドの競技を行い、前週プエルトリコ・オープンで同ツアーキャリアベストの単独2位に食い込んだ石川遼は無念の予選落ちに終わった。

 初日109位タイと出遅れイライラを募らせた石川は2日目、ショットの調子はやや上向いたもののそれをスコアに反映することが出来ず3バーディ、4ボギーの1オーバー72を叩き、通算3オーバーでカットラインに4ストローク足りず下位での予選落ちとなった。また今季良いところがない今田は初日の出遅れを取り戻すどころか1バーディ、3ボギーの2オーバー73と精彩を欠き、通算5オーバーでシーズン5度目の予選落ちを喫した。

 苦戦する日本勢を尻目にこの日リーダーボードを駆け上がったのが昨季の日本ツアー賞金王ベ・サンムン。出だしの1番で幸先の良いバーディを奪うと、3番から4連続バーディを奪取するなど5アンダー66をマーク。通算7アンダーとして初日の32位タイから28ランクアップの4位タイで決勝ラウンド進出を決めた。

 上位陣は、2日連続5アンダー66の好スコアを叩き出したツアー未勝利のジェイソン・ダフナー(米)が通算10アンダーで単独トップ。初日コースレコードの『61』と爆発し単独トップ発進のパドレイ・ハリントン(アイルランド)はスコアを2つ落とし、通算8アンダーでウィリアム・マクガート(米)と並ぶ2位タイに後退した。

 また今大会に勝てばローリー・マキロイ(北アイルランド)に奪われた世界ランク1位の座に返り咲くことが出来るルーク・ドナルド(英)がベ・サンムン、前週優勝(プエルトリコ・オープン)のジョージ・マクニール(米)らと並び4位タイの好位置を確保。「前半(10番スタート)はスコアにこだわり過ぎてスコアを伸ばせなかったので、後半はアグレッシブに攻めることを心掛けたら4つバーディを獲ることが出来た。週末はさらに積極的に攻めて行くよ」とドナルドはNo.1奪還に意欲を見せている。

 尚、未だマスターズ(4月5〜8日/ジョージア州、オーガスタナショナルGC)出場権を確保出来ていないアーニー・エルス(南ア)は通算5アンダー13位タイ。昨年のマスターズ覇者、チャール・シュワーツェル(南ア)は予選落ちに終わっている。

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