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藍&美香、単独首位のY.ツェンに1打差2位タイ浮上!

2012/03/17 11:47
藍&美香、単独首位のY.ツェンに1打差2位タイ浮上!

 

 藍&美香のダブル宮里が、首位を行く女王ヤニ・ツェン(台)に1打差に迫る2位タイに浮上した。

 米女子ツアーの今季第4戦で米本土初戦となるRRドネリーLPGAファウンダーズカップ(アリゾナ州、ワイルドファイアGC)は現地時間16日、第2ラウンドの競技を終了。この日首位と3打差の9位タイからスタートした宮里藍は5バーディ、1ボギーの4アンダー68をマークして通算8アンダーまでスコアを伸ばし、ノーボギーの5アンダー67で回った宮里美香とともに単独トップのツェンを1打差の射程圏内にとらえ、今季初優勝に向け絶好のポジションを確保している。

「昨日は午後にプレーしたのでフェアウェイやグリーンが凄く硬かった。でも今日は午前中のスタートだったので、下(グリーン)が柔らかくてアグレッシブに攻めて行けました。フロント9は我慢が足りない部分がありましたが、後半はパットも決まってくれたし今日のラウンドには満足です」と手応えを滲ませた藍。アジアで2連戦を戦った後、38度以上の発熱で床に伏したというが、開幕2試合連続トップ10入りの好調さは維持したまま。週末に向けては「短いパー5をいかに攻略するかが鍵」と語っており「フェアウェイに置いてグリーンに乗せてパットを決める。そんなシンプルなゴルフを心掛けて出来るだけバーディを獲って行きたい」と優勝を視野に入れたコメントを口にした。

 一方の美香も「今日はアイアンが良かった。16ホールでパーオン出来たのは収穫」と手応えを感じている様子。アマチュア時代からのライバル、ツェンの背中はもうすぐそこ。念願のアメリカ初Vを目指し残り2日、好調なショットを武器にタイトル獲りに挑む。

 その他、ダブル宮里と同じ2位タイにはキム・インキョン(韓)、ナ・エン・チョイ(韓)、ミーナ・リー(韓)の韓国勢がつけ、通算7アンダー7位タイにディフェンディング・チャンピオンのカリー・ウェブ(豪)、ポーラ・クリーマー(米)、インビー・パーク(韓)、申智愛(韓)ら実力者がひしめいている。

 また上田桃子が4アンダー68で回り、通算4アンダーで初日の67位タイから29位タイに順位を上げた他、ルーキーの金子絢香も初日絶不調だったパターが甦り3アンダー69をマーク。カットラインぎりぎりの通算イーブンパー68位タイながらプロ初の予選突破を果たしている。

 尚、今大会はLPGAの創始者(ファウンダーズ)たちに敬意を表する大会で、賞金やポイントはランキングに加算されるが、実際の賞金は全額チャリティに充てられる。

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