ツアーニュース

L.ドナルド、逆転VでNo.1返り咲き! べ・サンムンはプレーオフで惜敗

2012/03/19 09:21
L.ドナルド、逆転VでNo.1返り咲き! べ・サンムンはプレーオフで惜敗

 

 4人によるプレーオフを制し今季初優勝を飾ったルーク・ドナルド(英)が、ローリー・マキロイ(北アイルランド)を抜いて世界ランク1位に返り咲いた。

 米男子ツアーのトランジションズ選手権(フロリダ州、インニスブルック・リゾート)は現地時間18日、最終ラウンドの競技を終了。誰が勝ってもおかしくない大混戦の中、ドナルド、べ・サンムン(韓)、ジム・フューリック(米)、ロバート・ギャリガス(米)の4人が通算13アンダーで並び、決着はプレーオフにもつれ込んだ。

 サドンデス1ホール目。ドナルドのティーショットは他の3人がフェアウェイをとらえる中、風の影響を受け右のラフへ。しかも4人の中でもっとも距離を残す不利な状況となった。しかしそこは2週間前まで40週連続で世界No.1の座をキープしてきたドナルドのこと。厄介なラフから絶妙なショットを繰り出しピン手前2メートル強にぴたり。フェアウェイの絶好のポジションからグリーンを狙った他の3人は、フューリックとべ・サンムンがグリーンに乗せたものの距離のあるパットを残し、ギャリガスはピン左2.5メートルのバーディチャンスにつけ、ドナルドにプレッシャーをかける。

 距離を残したフューリックとベ・サンムンがバーディトライに失敗。さらに絶好のチャンスにつけたギャリガスが打球を引っかけカップインならず。最後に残ったドナルドは慎重に2メートル強を沈め、ただひとりバーディとして4人によるプレーオフに決着をつけた。

「これ以上ない最高の形でマスターズを迎えられる。最後は自分に“この3年パッティングのスタッツは自分がNo.1だったんだ。自信を持て!”と言い聞かせて(バーディパットを)打った。プレーオフに4人も居たら勝負を長引かせたくないと思うのが心情。1ホール目で決着がつけられて良かった」と自信に満ちた表情で勝利を振り返ったドナルド。ポールポジションの世界ランク1位の座に復帰したドナルドはこれから2週間のオフを過ごし、マスターズ(現地時間4月5〜8日/ジョージア州、オーガスタナショナルGC)では優勝候補の本命として悲願のメジャー獲りに挑むことになる。

 そのマスターズへの出場権を未だ確保出来ていないアーニー・エルス(南ア)は、12番までに6つスコアを伸ばして一時トップに並ぶ快進撃を見せたが、勝負どころの上がり2ホールを連続ボギーとしプレーオフ進出ならず。1打差の5位タイに終わった。

 エルスと同じ5位タイにはスコット・ピアシー(米)、ジェフ・オーバートン(米)、ケン・デューク(米)が入ったが、前日のトーナメントリーダーのひとりであるレティーフ・グーセン(南ア)は最終日にスコアを4つ落とし、通算7アンダーで初日にコースレコードを叩き出したパドレイ・ハリントン(アイルランド)、ルイス・ウーストハウゼン(南ア)、ジェイソン・デイ(豪)らと並ぶ20位タイに終わっている。

 尚、日本勢は石川遼、今田竜二ともに予選ラウンドで姿を消した。

関連記事

  1. my caddie
  2. ツアーニュース
  3. L.ドナルド、逆転VでNo.1返り咲き! べ・サンムンはプレーオフで惜敗
×