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Y.ツェン余裕の今季3勝目! 藍4試合連続ベスト10入り

2012/03/26 08:48
Y.ツェン余裕の今季3勝目! 藍4試合連続ベスト10入り

 

 女王ヤニ・ツェン(台)が万全のゴルフで逃げ切り、今季3勝目。ツアー通算15勝目を達成した。

 米女子ツアーのメジャー前哨戦、キア・クラシックは現地時間25日、カリフォルニア、ラコスタ・リゾート&スパを舞台に最終ラウンドの競技を行い、前日後続に3打差をつけ単独トップに立っていたツェンが3バーディ、1ボギーの危なげないゴルフで2アンダー70をマーク。通算14アンダーとし後続に6ストロークの大差をつけて逃げ切った。

 付け入る隙がない、今のツェンの勢いにはまさにその言葉が当てはまる。最終日はかつてロレックスランキング(女子世界ランク)1位だった申智愛(韓)や、ツアー初Vを目指す新進気鋭のキャロライン・ヘドバル(スウェーデン)らが意地を見せるかと思われた。だが、追いかける側が自滅する中、ツェンは5、9番のバーディで首位の座を揺るぎないものとすると、最終18番こそボギーとしたものの後続に影を踏ませない圧倒的なゴルフで勝利を収めた。

 23歳2か月でのツアー通算15勝目は、タイガー・ウッズ(米)が15勝を挙げた23歳10か月7日を更新する超ハイペース。デビュー5年目ですでにLPGAのゴルフ殿堂入りのためのポイントを23まで伸ばし、あと4ポイント(優勝で1ポイント、賞金女王など各賞受賞で2ポイントが加算される)で条件をクリアするところまで来ている。少なくとも10年LPGAツアーで実績を積まないと正式に殿堂入りとはならないが、年内に獲得ポイントの条件を満たすことは必至の状況となってきた。

 ツェンに6打差の単独2位にヨー・スヨン(韓)が入り、最終日5アンダー67のチャージをかけたシャンシャン・フェン(中)が申と通算7アンダーで並び3位タイに食い込んだ。ヘドバルは通算5アンダー5位タイ、久々優勝争いの朴セリ(韓)は通算4アンダー7位タイ。

 一方、第1ラウンドで26位タイとやや出遅れた宮里藍は尻上がりに調子を上げ、最終日も前半4バーディ(1ボギー)を奪って追撃態勢に入った。しかし後半1バーディ、2ボギーとスコアを伸ばせず2アンダー70。それでも上位のスコアが伸びなかったため通算5アンダーは前日の10位タイから5位タイに浮上し、今季4試合連続のベスト10入りを果たした。

 尚、金子絢香は通算15オーバー71位タイ、宮里美香は予選で姿を消している。

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