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米女子今季メジャー初戦 藍、桃子が18位タイ発進!

2012/03/30 11:07
米女子今季メジャー初戦 藍、桃子が18位タイ発進!
今季メジャー初戦のクラフト・ナビスコ選手権が開幕。悲願のメジャー初優勝を目指す宮里藍(写真)は、1アンダー71で上田桃子とともに18位タイにつけている。(写真提供:AP/アフロ)

 

 宮里藍、上田桃子の2人がメジャー初優勝に向けてまずまずのスタートを切った。

 米女子ツアーの今季メジャー第1戦、クラフト・ナビスコ選手権が現地時間29日にカリフォルニア州のミッション・ヒルズCCで開幕。6アンダー66でプレーしたエイミー・ヤン(韓)が単独首位に立ち、リンジー・ライト(豪)が1打差の単独2位、ヤニ・ツェン(台)が2打差の単独3位でそれぞれ追う展開となっているが、宮里と上田も1アンダー71でプレーし、首位に5打差の18位タイで初日の競技を終えた。

 今季は好調ながら、圧倒的な強さを誇るツェンの壁に阻まれて未勝利の宮里は、1番でバーディを奪う幸先のいいスタート。だが、ショットはまずまずなもののグリーン上が今ひとつで、2つ目のバーディがなかなか取れない。フラストレーションの溜まる中、6番でボギーを叩きイーブンパーにスコアを戻してしまった。

 その後は我慢して、スコアカードどおりのプレーを続けて迎えた最終18番。名物パー5でようやく2つ目のバーディを奪い1アンダーとし、何とかアンダーパーでホールアウトした。「今まで出た中で、一番いい状態で調子を上げられている」と開幕前に語っていた宮里だけに、残り3日間で追い上げ、優勝者のみに許された18番の池へのダイブを夢見て戦い続ける。

 一方の上田はスタートから我慢のゴルフを続け、9番パー5でようやく最初のバーディ奪取すると、ここから怒涛の3連続バーディで3アンダーにスコアを伸ばす。しかし、14番パー3で痛恨のダブルボギーを叩いてしまい、宮里と同じ1アンダーでホールアウト。悔いの残るラウンドとなってしまった。

 それでも、一時は体調不良で出場すら危ぶまれた上田だけに、プレーできることへの喜びを2日目以降にぶつけたいところだ。

 その他の日本勢は、宮里美香と馬場ゆかりの2人が揃って3オーバー75で77位タイと、予選落ちすら危ぶまれる初日になってしまった。

 特に宮里美香は11番でボギーが先行すると、13番からの3連続ボギーが響いて一時は4オーバーまでスコアを落とした。終盤の7番でようやくバーディを奪い3オーバーとしたが、メジャーという舞台の厳しさを改めて思い知ることになってしまった。

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