ツアーニュース

伏兵K.ヨディン、女王Y.ツェンと首位並走 桃子は急降下

2012/04/01 11:13
伏兵K.ヨディン、女王Y.ツェンと首位並走 桃子は急降下

 

 ツアー屈指の飛ばし屋カリン・ヨディン(スウェーデン)が女王ヤニ・ツェン(台)に強烈なプレッシャーをかけている。

 米女子ツアーの今季メジャー第1戦、クラフト・ナビスコ選手権は現地時間31日、カリフォルニア州のミッション・ヒルズCCを舞台に第3ラウンドの競技を行い、突風が吹き荒れる難コンディションの中、ツアー未勝利のヨディンが4アンダー68の好スコアをマーク。通算9アンダーとし前日トップに立ったロレックスランキング(女子世界ランキング)1位のツェンに並び首位の座を分け合った。

 2打差の単独3位にカン・ハエジ(韓)が続き、通算6アンダー4位タイにこの日5番パー3でホールインワンをマークしたナ・エン・チョイ(韓)の他、池恩熹(韓)、セオ・ヒーキョン(韓)、キム・インキョン(韓)ら韓国勢がズラリと並んだ。

 首位タイに浮上したヨディンは今週ティーショット飛距離の平均が284.83ヤードと男子プロ顔負けの数字を叩き出している。ここ数年は手首の故障などで自慢の飛距離を活かせずフラストレーションが溜まる戦いを続けていたが、今季はアイアンが好調で現在パーオン率ツアーNo.1。この日も18ホール中17ホールでパーオンに成功しており、好調なショットにパットが噛み合えば、最終日ツェンを脅かす存在になりそうだ。

 一方、単独トップからスタートした女王ツェンは5つのバーディを奪いながらボギーも4つ叩く出入りの激しい内容で1アンダー71にとどまった。最終日は最終組でヨディンと飛ばし屋同士の対決が実現。順当に行けばツェンの優位は揺るがないがゴルフは最後まで何があるかわからない。果たしてツェンは今大会2年ぶり2度目の栄冠を勝ち取ることが出来るだろうか…?

 日本勢は前日8位タイに浮上した上田桃子に期待がかかったが、難コンディションのためスコアメイクに苦しみまさかの8オーバー80を叩き、通算4オーバーで67位タイへ大きく後退。エースの宮里藍もスコアを2つ落とし通算1オーバーで45位タイに順位を落とし、馬場ゆかりも67位タイにとどまった。宮里美香はすでに決勝ラウンド進出を逃している。

関連記事

  1. my caddie
  2. ツアーニュース
  3. 伏兵K.ヨディン、女王Y.ツェンと首位並走 桃子は急降下
×