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メジャー初V狙うL.ウェストウッド単独首位! 日本勢は明暗

2012/04/06 10:17
メジャー初V狙うL.ウェストウッド単独首位! 日本勢は明暗

 

 ゴルフの祭典マスターズ(ジョージア州、オーガスタナショナルGC)は現地時間5日、第1ラウンドの競技を終了。メジャー15勝目が期待されるタイガー・ウッズ(米)、昨季大会のリベンジを誓うローリー・マキロイ(北アイルランド)、大会4勝目を狙うフィル・ミケルソン(米)らに注目が集まる中、実力どおりのプレーを見せたのはリー・ウェストウッド(英)だった。

 ウェストウッドは持ち前の安定感のあるショットを武器に2番パー5でこの日最初のバーディを奪うと、フロントナインだけで5つのバーディ(1ボギー)を奪い4アンダーで前半を折り返す。10番でこの日2つ目のボギーを叩いたが、雨でボールに泥がつき、思わぬショットが出るコンディションをものともせず13番、17番でバーディを重ねて5アンダー67でホールアウト。ライバルたちから頭ひとつ抜け出し単独首位で初日を終えた。

 大会前には、世界ランクNo.3で2010年大会2位と優勝候補のひとりであるにも関わらず、他の選手ばかりが注目される状況に苦笑していたが、そんな空気を一掃する素晴らしいスタートを披露。メジャー未勝利のビッグネームであるウェストウッドが、初のグリーンジャケット獲得に向けて突き進む。

 その他上位陣は、1打差の2位タイに全英オープン王者ルイス・ウーストハウゼン(南ア)とピーター・ハンソン(スウェーデン)の2人がつけ、さらに1打差の4位タイにはブッバ・ワトソン(米)、ミゲール・A・ヒメネス(スペイン)、フランセスコ・モリナリ(伊)、ジェイソン・ダフナー(米)ら実力者6人が続く展開。また、ザック・ジョンソン(米)、ビジェイ・シン(フィジー)の歴代優勝者2人も2アンダー70で10位タイにつけるなど、首位から5打差以内に44人がひしめく混戦模様となっている。

 昨季大会の悔しさを糧に今大会に臨んだマキロイは時折、苛立ちをにじませるプレーぶりながら、上がり2ホール連続バーディを奪うなど終盤で巻き返して1アンダー71。首位と4打差の14位タイと逆転可能な位置を確保した。同大会4勝を誇るタイガーはイーブンパー72のラウンドでシュワーツェル、マーティン・カイマー(独)らと並ぶ29位タイグループにつけている。

 一方、ミケルソンは2オーバー74とスコアを崩し55位タイ、世界ランクNo.1のルーク・ドナルド(英)は3オーバー75でベ・サンムン(韓)らと並ぶ64位タイと出遅れている。

 日本勢は、松山英樹が1アンダー71をマークして14位タイと好発進したが、石川遼は4オーバー76で73位タイと苦しい初日となった。

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