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P.ミケルソン急浮上、タイガー急降下… 明暗分けた両雄

2012/04/07 09:24
P.ミケルソン急浮上、タイガー急降下… 明暗分けた両雄

 

 初日出遅れたフィル・ミケルソン(米)が巻き返す中、4年ぶりのメジャー優勝を目指すタイガー・ウッズ(米)はズルズルとリーダーボードを後退した。

 現地時間6日に行われた今季メジャー初戦マスターズ第2ラウンド(ジョージア州、オーガスタナショナルGC)。55位タイからスタートしたミケルソンはショットとパットが噛み合い6バーディ、2ボギーの4アンダー68の好スコアをマーク。通算2アンダーまでスコアを戻して11位タイまで順位を上げ、優勝を狙えるポジションをキープした。

 ところがタイガーは、出だし3ホールで2つバーディを奪い“タイガーチャージ”の始まりかと思わせた矢先、短いパットをポロポロと外してボギーを連発。イーグルを狙える後半2つのパー5でも無理矢理2オンを狙ってチャンスを失い、バーディさえ獲れずにパー止まりだった。

 イライラが最高潮に達した16番パー3。ティーショットを大きく右に曲げるとクラブを蹴飛ばし怒りをあらわにする一幕も。結局そのホールもボギーとして2バーディ、5ボギーの3オーバー75の不本意なスコアに終わり、首位に並ぶフレッド・カプルス(米)とジェイソン・ダフナー(米)に8打差の通算3オーバー40位タイに後退した。

「ショットが今ひとつで我慢のゴルフになってしまった」と無念の表情を浮かべたタイガーに対してミケルソンは「狙いどころが良かった。今日の攻め方は正解だった」と納得の笑顔。しかしゴルフは最後まで何が起きるかわからない。3日目のムービングデーの両者の戦いに注目だ。

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