C.ペターソン、RBCヘリテイジ圧勝劇の真相は？

　米男子ツアー、RBCヘリテイジで2年ぶりの復活優勝を飾ったカール・ペターソン（スウェーデン）。この勝利で同ツアー通算5勝目となり、スウェーデン人の最多勝利数でイエスパー・パーネビックが持つ記録と並んだ。

　同ツアー4勝目となった2010年RBCカナディアン・オープンから2年勝てずにいたペターソン。最後の優勝の1年ほど前から、減量の必要を感じていたという。「もっといいプレーをするために体重を減らさなくては」と考えトレーニングに励み、正しい食事をすることで30ポンド（約13.6キログラム）の減量に成功した。

　ところが、これがゴルフには逆効果だったようで、思うようなスイングができず、思い悩む日々が続く。そして、「アスリートのように見えないからといって、アスリートではないということではない」という結論に達し元の体型に戻したところ、これが大正解だった。

　ペターソンは自分のスイングを取り戻し、今季はフルフィールド初戦のソニー・オープン・イン・ハワイで2位タイ、さらに3月下旬のシェル・ヒューストン・オープンでも単独2位と好調を維持し、今回の復活優勝につながった。

　尚、“増量”の方法についてペターソンは、「寝る前にビールを10本とバスタブいっぱいのアイスクリームを食べれば簡単だ」と、得意満面に答えている。（STATS-AP）