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J.ダフナー“鬼門”をクリアし初Vへ前進 L.ドナルド8位タイ浮上

2012/04/29 09:22
J.ダフナー“鬼門”をクリアし初Vへ前進 L.ドナルド8位タイ浮上
優勝争いを何度も演じながら初Vを逃してきたJ.ダフナーだが、鬼門の第3Rを好スコアで回り単独首位の座をキープ。最終日、悲願のツアー初優勝をかけて残り18ホールを戦う。(写真提供:AP/アフロ)

 

 ジェイソン・ダフナー(米)が“鬼門”である第3ラウンドで自滅することなく首位の座を守り、悲願のツアー初優勝に大きく前進した。

 米男子ツアー、チューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズ(ルイジアナ州、TPCルイジアナ)は現地時間28日、第3ラウンドの競技を終了。後続に1打差をつけ単独トップからスタートしたダフナーは、この日も安定したゴルフで6バーディ、1ボギーの5アンダー67をマークして通算17アンダーまでスコアを伸ばしトーナメントリーダーの座をキープした。

 ダフナーは昨季2度のプレーオフ負けを喫し、目下ツアーで“勝てそうで勝てないプレーヤーNo.1”。今季もたびたび優勝争いを演じているが、3日目、あるいは最終日に崩れて初Vを逃し続けている。本人は「ゴルフの調子は良いので精神的な問題」と分析し、勝つための心理状態を模索している最中だ。それでもいつもはつまずいていたムービングデーにがっちり首位をキープしたのは本人にとって大きな収穫。前日に続く最終18番でのイーグル締めは惜しくも逃しバーディフィニッシュだったものの、最終日得意な18番に入るまでリードを守れれば初Vのチャンスは大きく広がりそうだ。

 そのダフナーに2打差の単独2位に、腰の手術による6か月のブランクを乗り越え今シーズンに挑んでいるグラハム・デラート(カナダ)がつけ、通算14アンダー3位タイにアーニー・エルス(南ア)、ジョン・ロリンズ(米)が続いている。

 また今大会で7位以内に入ればローリー・マキロイ(北アイルランド)に奪われた世界ランク1位に返り咲くチャンスがあるルーク・ドナルド(英)が7バーディ、1ボギーの6アンダー66の好スコアで通算12アンダー8位タイに浮上。「いつもと比べてグリーンも少し止まりやすいし、ティーグランドの位置が少し前に出されている。最終日もバーディチャンスが沢山作れるはず」と残り1日さらなる上位進出に意欲を見せた。

 その他のビッグネームは、通算13アンダー5位タイにスティーブ・ストリッカー(米)、通算11アンダー10位タイにリッキー・ファウラー(米)がつけたが、全米オープン王者のグラエム・マクドウェル(北アイルランド)は通算5アンダー45位タイに低迷中。尚、今田竜二は予選ですでに姿を消している。

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