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S.ルイス逃げ切りV! “レクシー”猛追及ばず単独2位

2012/04/30 09:11
S.ルイス逃げ切りV! “レクシー”猛追及ばず単独2位

 

 ステイシー・ルイス(米)が“レクシー”ことアレクシス・トンプソン(米)の猛烈な追い上げをかわし、ツアー通算2勝目を挙げた。

 米女子ツアー、モービル・ベイLPGAクラシック(アラバマ州、RTJゴルフトレイル)は現地時間29日、最終ラウンドの競技を終了。2日目から首位を走るルイスが4アンダー、1ボギーの3アンダー69をマークし通算17アンダーで今季初Vを飾った。

 しかし、主役のルイスが霞んでしまうほどの猛チャージでギャラリーを魅了したのが17歳のトンプソンだ。思い起こせば1年前、3日目まで首位を走りながら最終日に崩れて優勝を逃したトンプソン。その後に欧米両ツアーで史上最年少優勝(欧州はプロ最年少)を飾るが、それらはすべて今大会での惜敗をバネに奪った勲章だった。

 ルイスに5打差の6位タイからスタートしたこの日、前半3つ、後半4つのバーディを奪う猛攻で先頭を走る本命を激しく追いつめる。そして迎えた16番、7つ目のバーディを奪ったときには一時ルイスに並ぶ瞬間も。だが上がり2ホールのうちどちらかでバーディを奪えばプレーオフに持ち込むチャンスもあったが、追撃もそこまで。15番のボギーを16番のバーディで帳消しにし、通算17アンダーまでスコアを伸ばしたルイスが栄冠に輝き、トンプソンは1打差の単独2位に甘んじた。

 ルイスは今シーズン8試合に出場し4度目のトップ5入りと絶好調。昨年クラフト・ナビスコ選手権で優勝してから、勝てそうで勝てない時期が続いたが、ようやく2勝目を挙げさらなる飛躍が期待出来そうだ。

 その他上位陣は、通算15アンダー単独3位にカリーン・イシャー(仏)が食い込み、前週のLPGAロッテ選手権で宮里藍と優勝争いを演じながら惜敗を喫したアザハラ・ムニョス(スペイン)が、リュウ・ソヨン(韓)、カリー・ウェブ(豪)、ブリタニー・リンシコム(米)、ヨー・スヨン(韓)と並び通算12アンダー4位タイに入った。

 日本勢唯一予選を突破した野村敏京は1オーバー73とスコアを落とし、通算2オーバー65位タイ。また金子絢香は予選落ちに終わっている。

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