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J.ダフナー悲願の初V達成! E.エルス、プレーオフで敗れる

2012/04/30 09:11
J.ダフナー悲願の初V達成! E.エルス、プレーオフで敗れる
J.ダフナーがE.エルスとのプレーオフを制し悲願の初優勝を達成。(写真提供:AP/アフロ)

 

 前日単独首位のジェイソン・ダフナー(米)はアーニー・エルス(南ア)の追撃でプレーオフに持ち込まれたが、最後は得意の18番パー5でバーディを決め遂にツアー初優勝をもぎ取った。

 米男子ツアー、チューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズ(ルイジアナ州、TPCルイジアナ)は現地時間29日、最終ラウンドの競技を終了。35歳にして初優勝を狙うダフナーが序盤足踏みする間に、この日3位タイからスタートしたエルスが追撃態勢を整え、前半の2番、5番でバーディ、7番でイーグル奪取に成功し一気にトップに躍り出た。その後ダフナーが盛り返し、両者譲らず通算19アンダーのまま決着はプレーオフにもつれ込む。

 ダフナーにとっては3度目のプレーオフ。サドンデス1ホール目の舞台は18番パー5。最終日こそバーディを奪えなかったが、初日から3日目までバーディ、イーグル、バーディと相性の良いホールだ。しかしグリーン右からのロングパットを寄せきれず3パットのパー。一方2年ぶりのツアー通算19勝目を狙うエルスも、バンカーから1メートル強に寄せながらバーディパットがカップの左をすり抜けバーディならず。2ホール目(18番)に突入する。

 迎えた2ホール目、そこでティーショットを曲げたエルスがバンカーにつかまりツーオンならず。3打目もグリーンをわずかにこぼれ、チップインならずにパー止まり。苦戦するメジャー3勝の実力者を尻目にダフナーは2オン2パットのバーディを奪い、ようやく初勝利を手中に収めた。

 短いバーディパットを沈め優勝を決めた瞬間もダフナーは喜びを爆発させることなく、静かに両手を挙げてバンザイのポーズ。それでも来週にフィアンセとの結婚式を控え「最高のウェディングプレゼントになりましたね?」という問いかけに「そうですね。良かったです」とハニカミながら相好を崩した。

 その他上位陣は、ローリー・マキロイ(北アイルランド)に世界ランク1位の座を譲っていたルーク・ドナルド(英)がノーボギーの5アンダー67の好スコアをマークし、通算17アンダーで単独3位に食い込みNo.1を再び奪い返した。通算16アンダー4位タイにはライアン・パーマー(米)とグラハム・デラート(カナダ)が入り、通算15アンダー単独5位にスティーブ・ストリッカー(米)が食い込んだ。

 また、マスターズ覇者のブッバ・ワトソン(米)は通算11アンダー18位タイに入ったが、全米オープンチャンピオンのグラエム・マクドウェル(北アイルランド)はスコアを伸ばせず通算5アンダー57位タイに終わっている。

 尚、今田竜二は予選で姿を消している。

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