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R.ファウラー悲願の初V、プレーオフでR.マキロイ下す! 今田53位タイ

2012/05/07 08:19
R.ファウラー悲願の初V、プレーオフでR.マキロイ下す! 今田53位タイ
ウェルズファーゴ選手権最終日。23歳のR.ファウラーが同世代のライバルR.マキロイをプレーオフで下し、ツアー参戦72試合目にして悲願の初勝利をゲットした!(写真提供:AP/アフロ)

 

 リッキー・ファウラー(米)がライバルとの直接対決を制し、待ちに待ったツアー初優勝を達成した。

 米男子ツアーの“準メジャー”、ザ・プレーヤーズ選手権(現地時間10〜13日/フロリダ州、TPCソーグラス)の前哨戦でもあるウェルズファーゴ選手権(ノースカロライナ州、クエールハローC)は現地時間6日、最終ラウンドの競技を終了。首位に3打差6位タイからスタートしたファウラーは6バーディ、3ボギーの3アンダー69をマークして通算14アンダーでホールアウト。やはり通算14アンダーまでスコアを伸ばしたローリー・マキロイ(北アイルランド)、D.A.ポインツ(米)と並んで結果はプレーオフにもつれ込んだ。

 18番で行われたサドンデス1ホール目。ともにバーディを逃したマキロイとポインツに対し、フェアウェイからの残り132ヤードをピンそば1メートル強に寄せたファウラーは、バーディパットを着実に沈めてガッツポーズ。グリーンサイドで待ち構えていたガールフレンド、母、普段から仲の良いベン・クレーン(米)らと抱き合って初勝利を喜んだ。

 思えば長い道のりだった。3年前ツアーデビューを飾るといきなり2戦目でプレーオフに進出。敗れたものの2位タイに食い込んで世界のゴルフファンに強烈な印象を与え、マキロイ、石川遼とともに“トリプルR(名前の頭文字)”のひとりとして期待された。しかし、すぐにでも勝つのではと目されながらなかなかチャンスは訪れなかった。

 その間、親友のブッバ・ワトソン(米)がブレイクし今季は遂にメジャーチャンピオンにまで上り詰めた。周囲からたびたび「いつ勝つの?」、「どうして勝てないの?」と言われ忸怩たる思いを抱いていた23歳は、ツアー参戦72試合目にしてようやく本来の力を発揮して初の栄冠に輝いた。しかもこの1勝はただの1勝ではない。同じ23歳の最強のライバル、マキロイを倒してつかんだ勝利だからこそ意味がある。日本の血を引くニューアメリカンヒーローが今後マキロイとどんなライバル伝説を紡いでいってくれるのか? 次週の準メジャーでの活躍が楽しみだ。

 その他上位陣は、前日トップのウェブ・シンプソン(米)は最終ホールで7.5メートルのバーディパットを沈めればプレーオフに進めるところだったが、惜しくもバーディならず。1打差(通算13アンダー)の単独4位に終わっている。また、この日6アンダー66と爆発した世界ランク3位のリー・ウェストウッド(英)が通算11アンダーでクレーン、ライアン・ムーア(米)とともに5位タイに食い込んだ。一方、ウェストウッドと同じ30位タイからスタートしたフィル・ミケルソン(米)は通算6アンダー26位タイにとどまっている。尚、タイガー・ウッズは決勝ラウンド進出を逃した。

 7試合ぶりに予選を突破した今田竜二は、序盤の3番でダブルボギーを叩くなど2オーバー74とスコアを落とし、ハンター・メイハン(米)らと並び通算1アンダー53位タイで4日間の競技を終了した。

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