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谷口が単独首位堅守! 石川は今季初の予選落ち

2012/05/11 19:21
谷口が単独首位堅守! 石川は今季初の予選落ち
国内男子ツアー今季最初の公式戦「日本プロゴルフ選手権大会」は、ベテランの谷口徹が単独首位で決勝ラウンドを迎えることとなった。(写真提供:ISM)

 

 国内男子ツアー今季最初の公式戦「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯(栃木県、烏山城カントリークラブ)」は11日、初日に日没サスペンデットとなった第1ラウンドの続きと第2ラウンドの競技が行われ、暫定単独首位からスタートした谷口徹が2アンダー70をマークして通算9アンダーで単独首位の座を堅守した。

 2010年のチャンピオンである谷口は、第2ラウンドを終え後続に3打差をつけて首位の座を守ったが、ラウンド後は「いっぱいバーディ取ってるのに、つまらないミスをしてボギーにしてたら意味がない」と反省しきり。出だしの1番から2連続バーディを奪う最高のスタートを切って合計6バーディを奪ったが、「思ってるように打ててない」と振り返ったショットが不安定でボギーも4つ。明日は、昨季大会で首位と2打差で出ながら腰痛のため棄権し、連覇の夢がついえた悪夢の3日目が待っている。不安の残る状態で、大会2勝目に向け鬼門に挑む。

 今大会を「ホストプロとして、勝ちたい気持ちは誰よりも強い」と、強い気持ちで臨んだ池田勇太は、初日に4オーバーの暫定118位タイと大きく崩れたが、アウトからスタートしたこの日は前半こそパープレーだったが、後半で13番、14番の連続バーディを含む3バーディ(ノーボギー)を奪取。3アンダー69で回り、通算1オーバーの50位タイまで順位を上げて意地の予選突破を決めた。優勝争いは絶望的だが、昨年1勝で「経験したこともないスランプだった」と語る不振からの脱出の為にも、決勝ラウンドでの戦いが重要となりそうだ。

 一方、初日を2オーバー暫定88位タイ(17ホール終了)で終え、第1ラウンドの残り1ホールと第2ラウンドで上位進出を狙った石川遼だったが、通算3オーバーにスコアを落として72位タイで国内ツアー今季初の予選落ちとなった。最新の世界ランキングで57位の石川は、全米オープン(現地時間6月14〜17日/カリフォルニア、オリンピックC)の予選会には参加しない。同ランキング60位以内に与えられる資格での出場を狙っているが、厳しい状況が続く。

 その他では、この日のベストスコア、6アンダー66で回った深堀圭一郎が通算6アンダーで単独2位、谷昭範、平本穏、白佳和が1打差の3位タイに続いている。また、2アンダーの暫定12位タイからスタートした藤田寛之は通算1アンダー26位タイに順位を落としたが、ディフェンディング・チャンピオンの河井博大は前日の1オーバー暫定65位タイから通算イーブンパーの40位タイまで順位を上げた。

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