“第5のメジャー”で波乱　R.マキロイら大物が予選落ち

　世界ランク1位のローリー・マキロイ（北アイルランド）をはじめビッグネームが次々と予選落ちを喫するなど、“第5のメジャー”は波乱の様相を呈している。

　米男子ツアーが“メジャーに準ずる大会”と位置づけ、本拠地であるTPCソーグラス（フロリダ州）を舞台に開催しているフラッグシップ大会のザ・プレーヤーズ選手権は、現地時間11日に第2ラウンドの競技を終了。初日28位タイにつけていたザック・ジョンソン（米）が8バーディ、2ボギーの6アンダー66をマークし、通算8アンダーでケビン・ナ（米）、マット・クーチャー（米）とともに首位タイに浮上した。

　1打差の単独4位にハリス・イングリッシュ（英）、2打差の5位タイに前日のトーナメントリーダーのひとりマーティン・レアード（スコットランド）の他、アダム・スコット（豪）、ジョナサン・バード（米）、チャーリー・ウィー（韓）らがつけた。一方、レアードとともに初日首位タイ発進のイアン・ポルター（英）は4つスコアを落とし、通算3アンダーで前週優勝のリッキー・ファウラー（米）、世界ランク2位のルーク・ドナルド（英）、リー・ウェストウッド（英）らと並ぶ17位タイに後退している。

　また、前日100位タイと出遅れていたタイガー・ウッズ（米）は中盤の4連続バーディで息を吹き返し4アンダー68とまずまずのラウンド。通算2アンダーまでスコアを戻し30位タイで予選を突破した。マキロイはこの日1つしかバーディを奪えず4オーバー76と崩れ、カットラインに4打届かず通算4オーバー107位タイで無念の予選落ちに終わっている。

　その他、メジャーチャンピオンのグラエム・マクドウェル（北アイルランド）、パドレイ・ハリントン（アイルランド）、ルイス・ウーストハウゼン（南ア）、昨季の国内ツアー賞金王ベ・サンムン（韓）らがカットラインに1打足りず決勝ラウンド進出ならず。ディフェンディング・チャンピオンの崔京周（韓／通算7オーバー122位タイ）、アーニー・エルス（南ア／通算4オーバー107位タイ）、現在賞金ランク2位のハンター・メイハン（米／通算6オーバー115位タイ）らも予選で姿を消す波乱で、決勝ラウンドは予断を許さない展開となってきた。

　尚、日本勢唯一出場の今田竜二も1バーディ、3ボギー、1トリプルボギーの5オーバー77と崩れ、通算8オーバー127位タイで予選敗退が決まっている。