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M.クーチャー、2週連続Vに向けて好発進! 今田は11位タイ

2012/05/18 10:04
M.クーチャー、2週連続Vに向けて好発進! 今田は11位タイ

 

 前週、米男子ツアーの“準メジャー”ザ・プレーヤーズ選手権で優勝を飾ったマット・クーチャー(米)が、“ミスター・ステディ”ぶりを発揮し2週連続Vに向け好発進を切った。

 同ツアーのHPバイロン・ネルソン選手権(テキサス州、TPCフォーシーズンズ・リゾート)は、現地時間17日に第1ラウンドの競技を終了。前週に続き好調を維持するクーチャーは出だしの1番こそボギーとしたものの、その後5つのバーディを奪い4アンダー66をマーク。単独トップのライアン・パーマー(米)に2打差の4位タイと絶好のポジションを確保した。

 パーマーに1打差の2位タイに、アレックス・チェイカ(独)とマーク・リーシュマン(豪)がつけ、クーチャーと同じ4位タイにチャーリー・ホフマン(米)、ブレイク・アダムス(米)、ディッキー・プライド(米)ら7人が並ぶ展開となっている。

 一方、今季思うような結果が出せていない今田竜二が健闘。好調なショットに持ち前のパットが噛み合い4バーディ、1ボギーの安定したゴルフで3アンダー67をマーク。ディフェンディング・チャンピオンのキーガン・ブラッドリー(米)や、今季念願のツアー初優勝を飾ったジェイソン・ダフナー(米)らと並び11位タイとまずまずの滑り出しを見せた。

 今季ここまで13試合に出場して、実に10試合で予選落ちを喫している今田にとって、このところ奮起を促すような材料が続いている。アマチュア時代、今田がジョージア大学に通っていた頃、ジョージア工科大学のエースだったのが2歳年下のクーチャー。タイガー・ウッズ(米)がプロ転向を果たした後、アマチュアNo.1の座をかけて凌ぎを削ったライバルが、前週第5のメジャーで優勝を飾ったのを目の当たりにし、今田もじくじたる思いを抱いたに違いない。

 また万年2位と言われ続けた仲の良いダフナーが、先のチューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズでツアー初Vを達成。これらのニュースが今田の闘争本能に火をつけたのは想像に難くない。2008年のAT&Tクラシック以来勝星から遠ざかっているが、この辺りで起死回生の大逆転といきたいところだ。

 その他同組対決が話題となったフィル・ミケルソン(米)、アーニー・エルス(南ア)、アダム・スコット(豪)のビッグネームたちは、快晴無風の絶好のコンディションにスコアを伸ばせず、ミケルソンとエルスがイーブンパー70で56位タイ、スコットは3オーバー73で120位タイと大きく出遅れている。

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