P.ミケルソン&E.エルス&A.スコットのビッグ3出遅れ
同組で回った大物3人がファンの期待を大きく裏切った。
現地時間17日に開幕した米男子ツアー、HPバイロン・ネルソン選手権(テキサス州、TPCフォーシーズンズ・リゾート)の第1ラウンド。前週の7日(現地時間)に世界ゴルフ殿堂入りを果たしたフィル・ミケルソン(米)、昨年すでに殿堂入りメンバーとなっているアーニー・エルス(南ア)、将来の殿堂入り候補アダム・スコット(豪)の3人が同組で回ったが、ともにスタートダッシュに失敗。カットラインを視野に入れながらの戦いを余儀なくされることになった。
ミケルソンはこの日2バーディ、2ボギーのイーブンパー70。エルスも3つのバーディを同じ数のボギーで帳消しにしてイーブンパー70止まり。単独トップのライアン・パーマー(米)とは6打差の56位タイに沈み、スコットはさらに悪い3オーバー73で120位タイと大きく出遅れた。
「今日は天気も良かったし、風も全く吹かず絶好のコンディションだった。それなのに我々全員、なぜか苦労の連続でスコアを伸ばせなかった」とミケルソンとエルスは口を揃える。
スタートの10番でいきなりティーショットを池に入れたエルスは、「その後盛り返して何度もチャンスを作ったのに(パットを)決められなかった」と無念の表情。「コースの状態は完璧だった。きれいに晴れ上がって、気温も暑過ぎずグリーンも硬すぎず球が止まってくれたのに、これら絶好の条件を全く活かせなかった」とミケルソンも悔しさを隠せない。さらに「殿堂入りのセレモニーは関係ない。それで疲れたからダメでしたなんてことは絶対に言いたくないし、実際そうじゃない」とミケルソンは付け加えた。
とはいえまだ初日が終わったばかり。同じ組み合わせで回る第2ラウンドは足の引っ張り合いではなく、お互いの相乗効果で目の覚めるようなバーディラッシュを期待したい。