有村、3打差11位タイ発進！　首位は李知姫と全美貞

　国内女子ツアー、中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンが18日、愛知県の中京ゴルフ倶楽部 石野コースを舞台に開幕。4アンダー68をマークした李知姫（韓）、全美貞（韓）の2人が首位の座を分け合い、1打差の3位タイに森田理香子、茂木宏美が続く展開となった。今季2勝目を狙う有村智恵は1アンダー71で回り11位タイ、ディフェンディング・チャンピオンの野村敏京はイーブンパー72でプレーして23位タイにつけている。

　先月のサイバーエージェント レディスゴルフトーナメント優勝後、5月の2試合ではトップ10入りを逃している有村だが、この日はまずまずのスタートを切った。出だしの1番、2番をパーとした後の3番でボギーを先行させたが、6番、7番の連続バーディで盛り返す。後半こそスコアカードの通りゴルフとなったものの、1アンダー71でラウンドし首位と3打差の11位タイと好ポジションを確保した。

　首位タイに立ったのは韓国勢の2人。李は前半後半ともに3バーディ、1ボギーで回って4アンダー68でホールアウト、全は上がり3ホール連続でバーディを奪うなど5バーディ、1ボギーのラウンドでリーダーボードの最上段を射止めた。

　大会連覇を狙う野村は、出だし2ホール連続ボギーでいきなり躓く。それでも3番でバーディを奪い返すと、後半は2バーディ、1ボギーで回ってイーブンパー72にスコアをまとめた。なお、野村と同じ23位タイには笠りつ子、服部真夕、原江里菜らが並んでいる。

　その他上位陣は、首位と2打差の5位タイに佐伯三貴、藤本麻子ら6人がつけ、さらに1打差の11位タイに有村、若林舞衣子、井芹美保子ら12人。首位から3打差以内に22人がひしめく混戦模様となっている。

　また、注目のアマチュア比嘉真美子は6番でトリプルボギーを叩いたものの、スコアを落としたのはこのホールのみでバーディを4つ奪って1アンダー71でフィニッシュ。有村らと同じ11位タイ発進となった。上田桃子は1オーバー73で33位タイ、今季メジャー初戦を制したアン・ソンジュ（韓）、開幕戦Vの斉藤愛璃らは2オーバー74で45位タイとやや出遅れている。

　尚、横峯さくらは急性上気道炎のため、今季初となる欠場を表明している。