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今田8位タイ浮上! J.ダフナー混戦抜け出し単独トップ

2012/05/19 09:18
今田8位タイ浮上! J.ダフナー混戦抜け出し単独トップ

 

 ジェイソン・ダフナー(米)が最終ホールのチップインバーディで混戦を抜け出す中、今田竜二がダフナーに2打差の8位タイに浮上した。

 米男子ツアーのHPバイロン・ネルソン選手権(テキサス州、TPCフォーシーズンズ・リゾート)は現地時間18日、第2ラウンドの競技を終了。初日11位タイ発進のダフナーが上がり5ホールで4つのバーディを奪って4アンダー66をマークし、通算7アンダーまでスコアを伸ばして単独トップに躍り出た。

 ダフナーが17番を終えた時点では首位グループに8人がひしめく大混戦。その均衡を最終18番のチップインバーディで打ち破ったダフナーが頭ひとつ抜け出した。1打差の2位タイには前週のザ・プレーヤーズ選手権に続く2週連続優勝を狙うマット・クーチャー(米)、昨季大会でプレーオフに進出しながら惜敗を喫したライアン・パーマー(米)、この日ノーボギーの4アンダー66をマークしたチャド・キャンベル(米)の他、パット・ペレス(米)、ディッキー・プライド(米)、マーク・リーシュマン(豪)の面々が並んでいる。

 一方、今田はスタートホールから15番まで我慢のゴルフでスコアカード通りのプレーを貫くと、15番パー5でこの日初めてのバーディ。難しい最終18番もバーディで締めくくり、ノーボギーの2アンダー68でホールアウト。通算5アンダーとし、キーガン・ブラッドリー(米)、チャーリー・ホフマン(米)と並び8位タイの好位置をキープした。

 今季の今田は出場13試合で決勝ラウンドに進出したのは3試合のみ。最高位はウェルズファーゴ選手権の53位タイで賞金ランクは210位とどん底の状態が続いていた。しかしシーズン前半に悩みに悩んだパットがここに来て上向いたことが今週36ホール中、ボギーわずかに1個という安定感に繋がっている。

 2位タイにつけるクーチャーやキャンベルらが口を揃えるのは「このコースはバミューダ芝のラフがきついので、フェアウェイキープが何より重要。ティーショットの出来如何が勝敗を分ける」ということ。今週の今田のフェワウェイキープ率は5割と決して良くはないが、フェアウェイを外してもパー、あるいはバーディが獲れるだけのパッティング力を秘めている。残り2日、久々の上位で本領を発揮してもらいたい。

 その他の注目選手では、フィル・ミケルソン(米)が最終18番で痛恨の池ポチャを演じダブルボギーフィニッシュで1アンダー69止まり。アーニー・エルス(南ア)らと並び通算1アンダー34位タイに低迷中。また、この2人と予選ラウンドを同組で回ったアダム・スコット(豪)は、最後までエンジンがかからず通算4オーバー94位タイで予選敗退が決まっている。

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