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S.ガルシア、G.マクドウェルに惜敗しベスト4逃す

2012/05/20 09:13
S.ガルシア、G.マクドウェルに惜敗しベスト4逃す

 

 準々決勝で敗れたセルヒオ・ガルシア(スペイン)が27歳の後輩に地元Vの夢を託した。

 欧州ツアーのボルボ世界マッチプレー選手権がスペイン、フィンカ・コルテシンを舞台に現地時間19日、各グループから勝ち上がった16名が激突しベスト8が出揃い、午後の準々決勝でベスト4が決定した。

 午前中、21歳の新鋭トム・ルイス(英)との対戦で4アンド3の貫禄勝ちを収めたガルシア。同じスペイン出身のアルバロ・キロスがディフェンディング・チャンピオンのイアン・ポルター(英)をやはり4アンド3で破り、27歳のラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)がロバート・カールソン(スウェーデン)との接戦を制したことで、ベスト8にガルシア、キロス、カブレラ-ベロの3人のスペイン勢が進出し地元ギャラリーを喜ばせた。

 しかし午後行われた準々決勝では、ガルシアが全米オープンチャンピオンのグラエム・マクドウェル(北アイルランド)との息詰るような接戦に根負け。取ったら取り返す展開は両者1アップ以上の差をつけることなく18番でも決着が着かず、オールスクエアでエキストラホールにもつれ込んだ。だが善戦虚しく最後はマクドウェルが執念で1アップを奪い、ガルシアの準決勝進出はならなかった。

「内容が悪かったのでいつ負けても仕方ないと思っていた。調子が悪い自分が負けるのは、この試合が正当でフェアな証拠。チャンスはあったけれどものにすることが出来なかった」とガルシアは自虐的な感想を述べた。

 またキロスとカブレラ-ベロの同郷対決は3アンド1で年下のカブレラ-ベロが勝ち上がり、翌日行われる準決勝ではガルシアを倒したマクドウェルと対戦することとなった。

「キロスと対戦しなければならなかったのは残念。もちろん勝ったことは嬉しいけれど、同じスペイン勢同士、一緒に勝ち上がりたかったので彼の気持ちを思うと申し訳ない。前半の3ダウンを盛り返して勝てたことは誇りに思う」と初々しい感想を口にしたカブレラ-ベロ。地元勢でただひとり準決勝にコマを進め「Gマック(マクドウェル)は経験もあるしライダーカップの英雄だし、勝つのは難しいだろうけれどベストを尽くしてぶつかっていきたい」と、オメガ・ドバイ・デザート・クラシックに続くシーズン2勝目に照準を合わせた。

 ちなみに準決勝もう1試合はポール・ローリー(スコットランド)とニコラス・コルサーツ(ベルギー)の組み合わせ。尚、日本勢唯一出場の平塚哲二はグループリーグ最下位となり2日目で姿を消している。

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