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J.ダフナー混戦制し今季2勝目! 今田は単独67位で終戦

2012/05/21 08:23
J.ダフナー混戦制し今季2勝目! 今田は単独67位で終戦

 

“勝ち方”を覚えたジェイソン・ダフナー(米)が、先月のチューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズに続き早くもツアー2勝目を達成した。

 米男子ツアーのHPバイロン・ネルソン選手権(テキサス州、TPCフォーシーズンズ・リゾート)は現地時間20日、最終ラウンドの競技を終了。後続に1打リードの単独トップからスタートしたダフナーは序盤の2番と3番で連続ボギーを叩くも、4番のバーディで立ち直り前半を1アンダーで折り返すと、上がり3ホール中2ホールでバーディを奪って3アンダー67をマーク。通算11アンダーで逃げ切ってシーズン2勝目をゲットした。

 2日目から首位を守り続けての勝利。だがその道のりは決してやさしいものでなかった。この日も前半4連続バーディを奪ったフィル・ミケルソン(米)が16番までに6バーディの猛攻で追い上げを見せ、ベテランのジョー・デュラント(米)も5アンダー65の好スコアでダフナーを脅かし、15番から3連続バーディを奪ったディッキー・プライド(米)が最終18番を前に通算10アンダーでダフナーに並び、勝利は風前の灯に。

 しかしどの選手も最後のつめに欠き、最終18番で8メートル近いバーディパットを気合いでねじ込んだダフナーが栄冠に輝き、「これまで何度もプレーオフで痛い目を見てきたからね。エキストラホールを戦うのはイヤだと思った」と振り返った。最後までダフナーを追いつめながら最終ホールでバーディを逃しプレーオフに持ち込めなかったプライドは、「彼(ダフナー)のあの(バーディ)パットは素晴らしかった。本当に良い選手だね」と勝者を賞賛していた。

 1打差の単独2位にプライド、2打差の3位タイにデュラントら4人が入り、ミケルソンは上がり2ホール連続ボギーで後退し通算6アンダー7位タイに終わっている。また、4年ぶりの優勝が期待されたビジェイ・シン(フィジー)は出だしから3連続ボギーでつまずき、通算5アンダー9位タイでフィニッシュ。2週連続Vを狙ったマット・クーチャー(米)は通算4アンダー15位タイ、ディフェンディング・チャンピオンのキーガン・ブラッドリー(米)は通算2アンダー24位タイで4日間の競技を終えている。

 予選ラウンドを8位タイでクリアし上位進出が期待されながら3日目失速した今田竜二は、巻き返しを誓った最終日も4バーディ、5ボギーの1オーバー71とスコアを伸ばせず、通算5オーバー単独67位にとどまった。

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