日本ゴルフツアー選手権　ベテラン、新人、韓国勢が激突！

　藤田寛之、谷口徹らベテラン勢が元気いっぱいだ。

　国内男子ツアーの今季公式戦第2戦、日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hillsが31日、茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブ 西コースを舞台に開幕する。米男子ツアー参戦中の石川遼は出場しないが、今季すでに2勝している藤田、公式戦初戦の日本プロゴルフ選手権大会　日清カップヌードル杯チャンピオンの谷口をはじめとする実力者を中心に熱戦が繰り広げられそうな気配が漂っている。

　永久シード選手の片山晋呉や、復活の兆しを見せる深堀圭一郎なども交えたベテラン勢は、難コースで技を見せてくれるに違いない。

　もちろん、ベテラン勢ばかりを目立たせるわけにはいかない。池田勇太、武藤俊憲、松村道央らが今季初優勝をビッグトーナメントでと目論み、藤本佳則、浅地洋佑らルーキーたちも怖い者知らずの挑戦意欲を見せており、激戦必至の様相だ。

　また、野望を抱えて連覇を狙うJ・B・パク（韓）の存在も忘れてはならない。昨季大会、逆転でツアー初優勝を飾り、国内男子ツアーでも韓国勢が強いことを証明した。だが、パクが目指すのは米ツアー。その舞台で今年、昨季の国内男子ツアー賞金王のベ・サンムン（韓）がルーキーとして大活躍しているだけに、それに続く気持ちは人一倍強い。「（米ツアーに挑戦するために）7月頃までに日本で大きな結果を出したい」と言い切っており、大会連覇にターゲットを絞っている前年王者はやはり怖い存在だ。