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アジアの星 T.ジェイディ欧州本土での初Vチャンス

2012/06/03 10:07
アジアの星 T.ジェイディ欧州本土での初Vチャンス

 

 アジアンツアーで3度賞金王に輝いているトンチャイ・ジェイディ(タイ)がヨーロッパ本土初Vに向け単独トップに躍り出た。

 欧州ツアーのISPSハンダ・ウェールズ・オープン(ウェールズ、セルティック・マナー・リゾート)は現地時間2日、第3ラウンドの競技を終了。この日3位タイからスタートしたジェイディは7バーディ、3ボギーとやや出入りの激しい内容ながら4つスコアを伸ばし、通算7アンダーで単独首位に浮上した。

 ジェイディは同ツアーですでに4勝を挙げているが、それらの勝利はすべてアジア開催の大会での勝ち星。ヨーロッパで行われた同ツアーではまだ優勝がないため「アジアで沢山勝って来たので今度こそヨーロッパで…」と優勝に意欲を燃やす。

「明日は天候も厳しくなるようだから、いかに自分のプレーに徹するかが大事。フェアウェイをキープしてグリーンに乗せてパットを決める。それだけを考える」と42歳の大ベテラン。アジアの星がヨーロッパでも存在感を見せつけるか注目だ。

 一方、前日『66』をマークしリーダーボードの最上段に浮上したロス・フィッシャー(英)は前日の夜ホテルでつま先を痛めたこともありイーブンパー71止まり。この日7アンダー64と爆発したヨースト・ルーテン(オランダ)と並び通算6アンダー2位タイに後退。通算5アンダー単独4位にティム・スライター(オランダ)が続きオランダ勢の健闘が目立っている。

 また19歳のマッテオ・マナセロ(伊)が2日連続となる3アンダー68にスコアをまとめ、通算1アンダーで前日の33位タイから15位タイに順位を上げた。

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