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藤田、ムービングデーに伸ばせず47位タイ

2012/06/17 11:31
藤田、ムービングデーに伸ばせず47位タイ

 

 日本勢で唯一予選を突破した藤田寛之はムービングデーに一歩後退、47位タイで最終日を迎えることになった。

 現地時間16日に行われた今季メジャー第2戦、全米オープン(カリフォルニア州、オリンピックC)第3ラウンド。この日42位タイからスタートした藤田は、“世界でもっとも難しい6ホール”と称される序盤は4番パー4でダブルボギーを叩いたものの、他のホールはパーで凌ぐまずまずの滑り出し。距離の短い7番パー4ではワンオンに成功しイーグル逃しのバーディを奪って難しい前半を1オーバーで折り返した。

 しかしそこから苦戦が続く。10番、12番、14番でボギーを叩きズルズルと後退すると「出だしは良い形だったけれど、後半ショット、パットともに上手くいかなかった」と3つスコアを落とし通算9オーバー47位タイに後退した。

 一緒の組で回ったアダム・スコット(豪)とは「飛距離が3番手違った」と苦笑いしたが常日頃「厳しい世界の舞台で自分を試したい」と言い続けているベテランは、我慢大会となったメジャーの決勝ラウンドを「楽しい」と表現した。

 奇しくも16日は本人43歳の誕生日。予選ラウンドでは史上最年少全米オープン出場の14歳アンディ・チャン(中)と同組で回り、親子ほどの年齢差の選手とのラウンドを経験。だが若々しいプレーぶりは“アラフォーの星”と呼ぶのに相応しい。残り18ホール、藤田には世界の舞台を大いに満喫してもらいたいものだ。

 尚、石川遼、谷口徹、高山忠洋はすでに予選で姿を消している。

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