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P.ハリントン4年ぶりVチャンス、B.デービス首位タイ 石川は予選落ち

2012/06/24 09:49
P.ハリントン4年ぶりVチャンス、B.デービス首位タイ 石川は予選落ち
トラベラーズ選手権3日目。第3ラウンドのベストスコア『64』をマークしたB.デービスが(写真)、R.サッチャーと並ぶ首位タイに急浮上した。(写真提供:AP/アフロ)

 

 米男子ツアーのトラベラーズ選手権(コネチカット州、TPCリバー・ハイランズ)は現地時間23日、雷雨サスペンデッドとなった第2ラウンドの続きと第3ラウンドの競技を終え、通算12アンダーまでスコアを伸ばしたブライアン・デービス(英)とローランド・サッチャー(米)が首位に並んだ。

 激戦となった全米オープンの余韻が残る中、メジャー3勝のパドレイ・ハリントン(アイルランド)が第3ラウンドの中盤8ホールで7バーディを奪う猛攻で5アンダー65をマーク。通算9アンダーとして首位の2人に3打差の6位タイに浮上した。同じ6位タイにマット・クーチャー(米)、ティム・クラーク(南ア)、ディフェンディング・チャンピオンのフレデリック・ヤコブソン(スウェーデン)らがつけたが、全米オープン覇者で2週連続優勝を狙うウェブ・シンプソン(米)は通算7アンダー16位タイにとどまっている。

 2008年に全英オープンと全米プロゴルフ選手権、メジャー2冠に輝いて以来優勝から遠ざかっているハリントンは「初日から良いゴルフを続けていたが、ちょっとした噛み合わせで今日はスコアを伸ばすことが出来た。全米オープンのコース(オリンピックC)がピンを攻めたらケガをする守り重視だっただけに、そのイメージを引きずってピンを果敢に攻めることが出来ていない。明日は良い流れのまま積極的に攻めていきたい」と久々の勝利に意欲を見せた。

 日本勢は今田竜二が第2ラウンドをイーブンパー70にまとめたものの、第1ラウンドの出遅れが響き通算4オーバー120位タイで決勝ラウンド進出を逃した。

 米ツアー5連戦最後の試合を戦った石川遼は巻き返しを誓い第2ラウンドの3ホール目からをプレーしたが、4番で痛恨のダブルボギーを叩いて意気消沈。後半に入って12番、13番で連続バーディを奪ったが時すでに遅く2オーバー72止まり。通算6オーバー134位タイの下位で予選落ちを喫した。

 5連戦の戦績は予選通過2回、予選落ち3回に終わったが、強豪が集ったザ・メモリアル・トーナメントでベスト10入り(9位タイ)したことで獲得賞金を69万3,271ドル(約5,600万円)まで伸ばし現在賞金ランク80位台相当を稼ぎだしている。昨年までの実績で見るとおよそ70万ドルは賞金ランク125位以内のシード圏内。予選落ちは悔しいが来季アメリカで戦うメドがついたことは大きな収穫だ。

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