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全米女子オープン ダブル宮里を筆頭に日本勢がメジャー制覇を目指す!

2012/07/05 09:52
全米女子オープン ダブル宮里を筆頭に日本勢がメジャー制覇を目指す!

 

 宮里藍が、優勝候補の一人としてメジャーに挑む。

 現地時間5日開幕の第67回全米女子オープン(ウィスコンシン州、ブラックウルフ・ラン チャンピオンシップC)に出場する藍は、前哨戦のウォルマートNWアーカンソー選手権を制したばかり。出場156選手中、最も調子の良い状態でのメジャーとあって目を輝かせている。今季はすでに2勝を挙げており、節目のツアー通算10勝目をメジャーで飾ろうと全米女子ならではの我慢比べに挑む。

 また、先週藍に1打及ばず、惜しくも米ツアー初優勝を逃した宮里美香も好調だ。2位タイで最終日を迎え、1打リードして終盤を迎えたものの、大詰めの16番で痛恨のボギー。最終ホールでバーディを奪った藍の前に屈した。昨季大会では藍を1打上回る日本勢最高の単独5位に入っているだけに、その経験と先週の悔しさを糧に、初優勝をメジャータイトルで飾ろうと意気込んでいる。

 ダブル宮里だけではない。上田桃子はもちろん、国内ツアーから馬場ゆかりと横峯さくらの2人が現地入り。また、米国での予選会を通過した野村敏京、中山三奈、15歳のアマチュア光永りん子に加え、予選会で補欠1番になった綾田紘子が繰り上がりでの出場を決めている。強豪韓国勢には及ばないが、総勢9人の日本勢が1977年全米女子プロの樋口久子以来となるメジャー制覇を目指して全力を尽くす。

 毎年忍耐強さが必要とされる同大会だが、今年の舞台は、前回開催の1998年に優勝スコアが通算6オーバーだったというブラックウルフ・ラン チャンピオンシップC。同コースは当時のパー71から72に増えてはいるものの、全長を約500ヤードも伸ばしている。ヤニ・ツェン(台)、ステイシー・ルイス(米)、ナ・エン・チョイ(韓)、スーザン・ピーターセン(ノルウェー)、ポーラ・クリーマー(米)ら実力者たちがひしめき合うが、いずれも忍耐が試されることになる。

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