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藍、首位グループに1差4位タイ! 注目のY.ツェンは出遅れ

2012/07/06 12:33
藍、首位グループに1差4位タイ! 注目のY.ツェンは出遅れ

 

 キャリアグランドスラム(4大メジャー制覇)まであと1勝に迫っている女王ヤニ・ツェン(台)がちぐはぐなプレーで出遅れる中、悲願のメジャー初勝利を目指す宮里藍が好スタートを切った。

 最高峰のメジャー、第67回全米女子オープン(ウィスコンシン州、ブラックウルフ・ラン チャンピオンシップC)が現地時間5日に開幕。35度を超す酷暑と難コンディションに各選手がスコアメイクに苦しむ中、宮里藍が4バーディ、2ボギーの2アンダー70をマーク。首位に並ぶクリスティー・カー(米)、ブリタニー・リンシコム(米)、リゼット・サラス(米)に1打差の4位タイと絶好のポジションを確保した。

 藍とともに4位に並ぶのはツアー最年少優勝記録を持つ17歳のアレクシス・トンプソン(米)、ジェニー・リー(米)、ベアトリス・リカーイ(スペイン)の面々。1アンダー71の8位タイに前週惜敗を喫したものの2位タイに食い込んでいる宮里美香の他、ナ・エン・チョイ(韓)、スーザン・ピーターセン(ノルウェー)、インビー・パーク(韓)ら実力者が並んだ。

「パットに救われた」と言う宮里は10番スタートの後半、2つのロングパットを沈めるなど要所を締め、前半2ボギーの遅れを取り戻すと「パットの調子も良いしスイングのフィーリングも良い」と自信の笑顔。「ツアーで一番ゆっくりといわれる私のこのスイングテンポを保てれば、きっと良い結果に繋がるでしょう」と自身にとっても、日本のゴルフ界にとっても悲願のメジャー勝利に照準を合わせた。

 一方、この大会に勝てば4大メジャーすべてを制覇することになるツェンは「全米女子オープンは憧れの試合なので、いつも以上にプレッシャーがかかって緊張している」と言う本人の言葉通り、前半の4番でダブルボギー、後半の11番では厄介なブッシュにつかまり5オン2パットのトリプルボギーを叩く大誤算。12番、14番でバーディを奪い返したが、2オーバー74止まりで38位タイとスタートダッシュは不発に終わった。

 その他の日本勢は3オーバー75で回った横峯さくらと野村敏京が55位タイ、綾田紘子が4オーバー76で77位タイ、上田桃子は5オーバー77で94位タイ。馬場ゆかりは中山美奈と6オーバー78で並び106位タイとなっている。

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