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今季絶不調のM.ウィー『66』で2位タイ浮上! 美香7位タイ、藍13位タイ

2012/07/07 11:14
今季絶不調のM.ウィー『66』で2位タイ浮上! 美香7位タイ、藍13位タイ

 

 今シーズン出場10試合中6戦で予選落ちを喫し、ベスト30入りすらないミッシェル・ウィー(米)が5か月ぶりに60台をマークし優勝戦線に浮上した。

 第67回全米女子オープン(ウィスコンシン州、ブラックウルフ・ラン チャンピオンシップC)は現地時間6日、第2ラウンドの競技を行い、この日4アンダー68をマークしたスーザン・ピーターセン(ノルウェー)が通算5アンダーで初日の8位タイから単独トップに躍り出た。

 今季未勝利のピーターセンの好スコアに刺激を受けたかのように、この日大躍進したのがウィー。元祖・天才少女は今年スタンフォード大学を卒業し、いよいよツアー1本で勝負をかけようとしていた矢先、パッティングの不調に泣かされ春先から絶不調。「今年ほど泣いた年はない」と本人が振り返る通り、出れば予選落ちの日々が続いていた。しかしこの日はこれまで絶不調だったのが嘘かのように、アンジュレーションのきつい難グリーンでパットが決まり、7バーディ(1ボギー)を量産しシーズン初戦のホンダLPGAタイランド以来2度目の60台(6アンダー66)をマーク。通算4アンダーまでスコアを伸ばし、首位に1打差の2位タイグループに浮上した。

「我慢すれば良いことがきっとあると思って耐え続けて来ました。その成果が今日になってようやく表れた感じ。こういうゴルフだと回っていてとても楽しい。諦めずに続けて来た自分によくやったと言いたい」と22歳のウィーは声を弾ませた。

 同じ2位タイには得意の全米女子オープンで復活を目指すクリスティー・カー(米)がおり、通算3アンダー4位タイにインビー・パーク(韓)、サンドラ・ガル(独)、ビッキー・ハースト(米)が控えているが、初日首位タイ発進のブリタニー・リンシコム(米)は8オーバー80の大叩きで通算5オーバー56位タイに急降下した。

 また、キャリアグランドスラムを目指すヤニ・ツェン(台)はイーブンパー72とスコアを伸ばせなかったが、通算2オーバー29位タイにつけ、週末の巻き返しを誓っている。

 日本勢では2日連続1アンダー71にスコアをまとめた宮里美香が通算2アンダーで7位タイにつけたのが最高。初日4位タイと絶好のスタートを切った宮里藍は我慢のゴルフを強いられ1バーディ、3ボギーの2オーバー74。通算イーブンパー13位タイに後退するも逆転可能なポジションでトーナメントを折り返した。

 また横峯さくらが上がり4ホール連続バーディで2アンダー70をマーク。通算1オーバーとし初日の55位タイから17位タイへ大きく順位を上げ決勝ラウンド進出を決めたが、上田桃子と野村敏京は通算8オーバー79位タイで予選落ち。予選会突破組の綾田紘子と中山美奈は、綾田が通算10オーバー95位タイ、中山が通算11オーバー105位タイで決勝ラウンド進出ならず。馬場ゆかりはこの日痛恨の11オーバー83を叩き通算17オーバー133位タイの下位で予選敗退が決まった。

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