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美香7位タイ、藍13位タイ! 横峯も17位タイ急浮上

2012/07/07 11:40
美香7位タイ、藍13位タイ! 横峯も17位タイ急浮上
日本勢8人が出場している全米女子オープン2日目。美香(写真)、藍の米ツアー常駐組に加え、国内ツアーから参戦している横峯の3人が上位で決勝ラウンド進出を果たした。(写真提供:AP/アフロ)

 

 日本勢悲願のメジャー制覇に向け、宮里美香、宮里藍、横峯さくらの3選手が決勝ラウンド進出を決めた。

 最高峰のメジャー、第67回全米女子オープンは、ウィスコンシン州のブラックウルフ・ラン チャンピオンシップCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。午前中の早い組で回ったスーザン・ピーターセン(ノルウェー)が4アンダー68をマークし、通算5アンダーで単独トップに躍り出る中、総勢8名が出場している日本勢は明暗を分けた。

 我慢のゴルフで上位をキープしたのが前週惜敗の雪辱を期す宮里美香。出だしから何度もバーディチャンスにつけながらパットが決まらずフラストレーションが溜まったが、5ホール目(10番スタートの14番)で距離のあるパットが決まりバーディが先行。一進一退の攻防が続いたが3バーディ、2ボギーの1アンダー71にスコアをまとめ、通算2アンダー7位タイの好位置で決勝ラウンド進出を決めた。「自分のゴルフをすれば結果は後からついてくる。上位はスコアを伸ばしているので明日も頑張って伸ばしたい」と悲願のアメリカ初Vに意欲を見せている。

 一方、首位グループに1打差の4位タイからスタートした宮里藍はなかなかチャンスが作れず我慢のゴルフを強いられた。前半2つボギーを叩いて折り返した後半、同伴プレーヤーのモーガン・プレセル(米)が14番でティーショットを3発池に入れる重苦しい雰囲気の中、セカンドショットをグリーン奥のブッシュに打ち込んでしまった藍はアンプレアブルを選択してこの日3つ目のボギー。15番でバーディチャンスをあとわずかで外した後、16番でこの日初バーディを奪って2オーバー74。通算イーブンパーとし13位タイに一歩後退した。

 初日55位タイと出遅れていた横峯さくらは10番からスタートし、前半2つのボギーを叩いて予選落ちが濃厚に。しかし後半、6番パー3でホールインワンかと思わせるスーパーショットでバーディ奪取に成功すると、続く7番でも第2打をピンに絡め連続バーディ。勢いは止まらず8番ではグリーンを横断するほどの長い距離を沈めて3連続、最終9番でもカラーからカップに沈めて起死回生の4連続バーディでフィニッシュした。一気に2アンダー70までスコアを戻し、通算1オーバーでディフェンディング・チャンピオンのリュウ・ソヨン(韓)、14年前このコースで全米女子オープンが行われたときのチャンピオン、朴セリ(韓)らと並び17位タイに急浮上した。

「このコースでアンダーパーで回れたのは嬉しい。明日も頑張ります」と自らの成長を実感している様子の横峯だった。

 3人がまずまずのポジションで予選をクリアする中、米ツアー常駐組の上田桃子は3オーバー75を叩き通算8オーバー79位タイで決勝ラウンド進出ならず。野村敏京も79位タイで予選落ちを喫し、地区予選を勝ち上がった綾田紘子は通算10オーバー95位タイ、中山美奈は通算11オーバー105位タイで戦いに終止符を打った。昨季の国内女子ツアー、日本女子オープンゴルフ選手権競技チャンピオンの馬場ゆかりは11オーバー83の大乱調で、通算17オーバー133位タイで姿を消した。

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