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W.シンプソン単独首位キープ 伏兵T.ケリーが猛追

2012/07/08 09:01
W.シンプソン単独首位キープ 伏兵T.ケリーが猛追

 

 タイガー・ウッズ(米)、フィル・ミケルソン(米)らビッグネームが予選で姿を消す中、主役に躍り出たのは全米オープン覇者のウェブ・シンプソン(米)だった。

 米男子ツアーのザ・グリーンブライヤー・クラシック(ウェストバージニア州、ザ・オールド・ホワイトC)は現地時間7日、日没サスペンデッドとなった第2ラウンドの続きと第3ラウンドの競技を終了。タイガーがカットラインに1打足りず今季2度目の予選落ちを喫し、ミケルソン、ジム・フューリック(米)ら大物が決勝ラウンド進出を逃す中、猛暑のムービングデーにノーボギーの完璧なゴルフを披露したシンプソンが通算14アンダーで単独トップの座をキープした。

 第2ラウンドを終え1位に浮上したシンプソンだが、序盤はスコアカードのゴルフが続き、ノーボギーの8アンダー62と爆発したトロイ・ケリー(米)に首位を譲る場面も。しかし難易度の高い13番でバーディを奪って流れを変えると14番、17番、18番でバーディを奪い5アンダー65でホールアウト。2日連続ノーボギーのラウンドで、全米オープンに続く今季2勝目に王手をかけた。

 その他上位陣は、2打差の単独2位にケリー、通算11アンダー3位タイにケン・デューク(米)、J.B.ホームズ(米)、チャーリー・ベルジャン(米)の3人が並ぶ展開となっている。

 先月行われた全米オープンでメジャー初優勝を果たし、タイガーやミケルソンの後継者に名乗りを挙げたシンプソンに肉薄したケリーは、一昨年に深刻な腰痛を払拭すべく人工股関節を入れる大手術を敢行。「2度とツアーには復帰出来ないかもしれないと思っていた」そうで、今季は8試合で予選落ちを喫し現在賞金ランク199位に低迷している。26歳にしてツアーを背負って立つシンプソンの対抗馬となるべく、ケリーが最終日最終組でトーナメントを盛り上げる。

 日本勢唯一出場の今田竜二は、カットラインぎりぎりながら2試合連続で予選を突破。10番スタートのこの日は前半を1バーディ、1ボギーで折り返し、後半に入って4バーディ(1ボギー)を奪って3アンダー67の好スコアをマーク。29ランクアップの通算4アンダー37位タイで最終日を迎えることになった。

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