ツアーニュース

日本勢悲願のメジャーVならず… 美香7位タイ、藍28位タイ

2012/07/09 08:15
日本勢悲願のメジャーVならず… 美香7位タイ、藍28位タイ

 

 14年前に朴セリ(韓)のメジャー制覇を見て憧れ、ゴルフを志したチェ・ナヨン(韓)が逃げ切ってメジャー初優勝を飾る中、日本勢はまたしても悲願のメジャー制覇はならなかった。

 現地時間8日に行われた第67回全米女子オープン最終ラウンド(ウィスコンシン州ブラックウルフ・ラン チャンピオンシップC)。首位に7打差の3位タイからスタートし最終日のチャージが期待された宮里美香だったが、5番でダブルボギーが先行する苦しいラウンド。続く6番でもパーをセーブ出来ず、前半だけで3つスコアを落とす。12番で超ロングパットを沈めてバーディを奪うものの、勝負どころの17番パー3でこの日2個目のダブルボギー。最終ホールはバーディで締めくくったが2バーディ、2ボギー、2ダブルボギーの4オーバー76を叩き、通算3オーバー7位タイまで順位を下げた。

 全米女子オープンは昨年もベスト5(単独5位)に入っており、難しいセッティングになるほど本領を発揮する美香にとっては「毎年楽しみにしている」トーナメント。しかし最終日は、フェアウェイキープ率100パーセントと完璧なティーショットを活かすことが出来ずズルズルと後退してしまった。

 一方、「全米女子オープンで優勝するのが小さい頃からの夢だった」という同級生コンビの宮里藍と横峯さくらは最終日大きくスコアを崩すことに。15位タイからスタートした藍は出だしの1番でいきなり距離の短いパットを外してボギー発進。その後は我慢してスコアカード通りのプレーに徹したが、後半に入ると耐えきれず10番、12番でボギー。さらに13番パー3で痛恨のトリプルボギーを叩いて後退する。14番で唯一のバーディを奪って溜飲を下げたが反撃もそこまで。後半4オーバー40を叩く悔しい内容で5オーバー77でフィニッシュし、通算8オーバー28位タイで4日間の競技を終了した。

 前週優勝し最高の状態で乗り込んだ憧れのメジャーの舞台。難コースに跳ね返されはしたが、藍は清々しい表情で「今回(の全米女子オープン)が今までで一番地に足をつけてプレー出来た」と収穫を口にした。

 また海外志向のない横峯も「全米女子オープンだけは別」と目標の大会に照準を合わせてきたが、最終日はバーディを1つも奪えず4ボギー、2ダブルボギーの8オーバー80を叩き、通算12オーバーで前日の20位タイから39位タイに順位を落としている。

関連記事

  1. my caddie
  2. ツアーニュース
  3. 日本勢悲願のメジャーVならず… 美香7位タイ、藍28位タイ
×