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遅咲きのルーキー、T.ポッターJr.がプレーオフ制し初V!

2012/07/09 09:55
遅咲きのルーキー、T.ポッターJr.がプレーオフ制し初V!

 

 タイガー・ウッズ(米)やフィル・ミケルソン(米)が予選落ちを喫した大会で最後に笑ったのは、遅咲きのルーキー、テッド・ポッターJr.(米)だった。

 米男子ツアーのザ・グリーンブライヤー・クラシック(ウェストバージニア州、ザ・オールド・ホワイトC)は現地時間8日、最終ラウンドの競技を行った結果、通算16アンダーで並んだポッターJr.とトロイ・ケリー(米)の2人によるプレーオフにもつれ込んだ。

 18番と17番を交互に回るスタイルで行われたサドンデス3ホール目(18番)、1.2メートルのバーディパットをねじ込んだポッターJr.が75ホールに及ぶ長い戦いに終止符を打ち、今季2人目のルーキーによる優勝を達成した。

 昨季下部ツアー(ウェブ・ドットコム・ツアー)で賞金ランク2位に入り今季初のPGAツアー入りを決めた28歳は、今季ここまで15戦に出場し予選落ちは9回を数え、ここ5試合連続予選落ちが続いていた。しかし今週はパットに抜群の冴えを見せ、本戦の上がり2ホールをイーグル&バーディで締めくくり、6アンダー64を叩き出してプレーオフ進出の権利を得た。

 惜しくもプレーオフに敗れたケリーは前日『62』の猛チャージで単独2位に浮上し、最終日は全米オープンチャンピオンで前日のトーナメントリーダー、ウェブ・シンプソン(米)との一騎打ちになるかと思われたが、想定外の伏兵に足をすくわれた格好だ。

 その他上位陣は通算14アンダー3位タイにチャーリー・ウィー(韓)、チャーリー・ベルジャン(米)、通算13アンダー単独5位にダニエル・サマーへイズ(米)が入っている。

 一方、今季2勝目が期待されたシンプソンは後半3連続を含む4ボギーを叩いて自滅。3オーバー73の乱調で通算11アンダー止まりで、ショーン・オヘア(米)、ケビン・ナ(米)らと並ぶ7位タイで終戦した。

 また、ここのところ復調の兆しを見せている“お騒がせ男”ジョン・デイリー(米)が最終日に5アンダー65をマークし、通算10アンダーまでスコアを伸ばし12位タイに入ってシーズンベストを更新した。

 2試合連続予選突破の今田竜二は、2日目以降60台(71-68-67-69)を並べ通算5アンダー38位タイで4日間の競技を終了。今週は4日間を通してボギーより悪いスコアはなく、ようやくここに来て復調の兆しが見えてきたようだ。

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