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メジャーの洗礼… ムービングデーに武藤&藤本ともに後退

2012/07/22 03:54
メジャーの洗礼… ムービングデーに武藤&藤本ともに後退

 

 予選ラウンドの2日間、善戦を続けていた武藤俊憲と藤本佳則だが、ムービングデーにスコアを落とし後退を余儀なくされた。

 現地時間21日に英国ロイヤルリザム&セントアンズを舞台に行われた最古のメジャー、全英オープン第3ラウンド。予選を突破した武藤と藤本は前半のつまずきを最後まで取り返すことは出来なかった。

 米ツアー4勝のニック・ワトニー(米)と同組で回ったメジャー初出場の藤本は、出だしの6ホールで4つのボギーを叩く苦しい滑り出し。7番以降は何とか持ち直しスコアカード通りのプレーで耐えた後、終盤の17番パー4でセカンドショットをピンに絡めこの日初にして唯一のバーディ奪取に成功。最終18番もバーディ逃しのパーで締めくくり3オーバー73でホールアウト。通算4オーバーで前日の40位タイから54位タイに順位を下げた。

 一方、日本勢最高位の15位タイからスタートした武藤は出だし直後の2番でティーショットを大きく右に曲げ、木の下の深いラフにつかまりアンプレアブルでいきなりのトリプルボギー。その後は粘り強いプレーで凌ぎ、8番で2メートルのバーディパットを沈めると、9番パー3ではホールインワンかと思わせるスーパーショットで連続バーディを奪った。

 しかし後半に入ると再びピンチの連続。11番ボギー、12番ダブルボギー、14番でもボギーを叩き、17番でこの日3つ目のバーディを奪ったものの結局4オーバー74でホールアウト。通算3オーバーで28ランクダウンの43位タイで最終日を迎えることになった。予報では明日の日曜日は強風が吹くというが、全英3度目の挑戦にして初の予選突破を果たした武藤の底力を信じ巻き返しを期待したい。

 上位は、メジャー初優勝を狙うアダム・スコット(豪)が3日連続の60台をマークし通算11アンダーで単独トップに再浮上。4打差の2位タイに前日のトーナメントリーダー、ブラント・スネデカー(米)とグラエム・マクドウェル(北アイルランド)が続き、通算6アンダー単独4位にタイガー・ウッズ(米)、通算5アンダーの5位タイにアーニー・エルス(南ア)とザック・ジョンソン(米)がつける展開となっている。

 尚、石川遼、小田孔明、谷口徹、藤田寛之、高山忠洋、市原弘大の各選手は予選ラウンドですでに姿を消している。

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