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タイガー完全復活ならず 6番でコースの罠に泣く

2012/07/23 02:39
タイガー完全復活ならず 6番でコースの罠に泣く

 

 メジャー通算15勝目を目指したタイガー・ウッズ(米)だが、コースの罠に阻まれ完全復活はお預けとなった。

 今季メジャー第3戦全英オープンは、英国ロイヤルリザム&セントアンズGCを舞台に現地時間22日、最終ラウンドの競技を終了。首位に5打差の単独4位から逆転Vを狙ったタイガーは、序盤バーディ逃しのパーが続く静かな滑り出しを切るが、5つパーを並べた後の6番パー4で波乱が起きた。

 ここまで3日間バーディを奪っていた得意のホールでセカンドショットをグリーン左サイドのバンカーに打ち込む大ピンチ。せり立つ壁のすぐ近く、しかも目玉という最悪の状況にタイガーともあろう選手が1打で脱出出来ず、打球は再びバンカーの中へ。しかも今度はバンカー内にスタンスを取ることが出来ず、タイガーはバンカーの淵に横座りになるような無理な体勢で脱出を試みる。

 幸い2打目でバンカーからは出たものの、ボギーパットがショート。ダブルボギーパットもカップをかすめ、まさかのトリプルボギーで一気に後退。直後の7番パー5でバーディを奪い返したものの、後半13番から3連続ボギーを叩いて万事休す。結局4バーディ、4ボギー、1トリプルボギーの3オーバー73を叩き、通算3アンダー3位タイで4日間の競技を終えた。

 勝ったのはかつてメジャータイトルを競い合った永遠のライバル、アーニー・エルス(南ア)。42歳の“ビッグイージー”がタイガーより一足先にメジャーで復活Vを成し遂げたわけだが、10年ぶりのメジャー通算4勝目を飾ったライバルの快挙はタイガーにも大きな刺激になったはず。今シーズンの残りメジャーはあと1つ。来月の全米プロゴルフ選手権(現地時間8月9〜12日/サウスカロライナ州、キアワ・アイランド・ゴルフリゾート)で勝利の美酒に酔いしれたいものだ。

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